うちおとしたい【ダンガンロンパ】 (ページ2)

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幸せな未来がありますように.リコルヌページ2

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ぽかぽかと春の陽気を感じる庭で寝転がる。

周りではこどもたちが元気に鬼ごっこをしていて、無性に腹が立つ。
私にも声をかけてくれたらいいのに、って。

そんな気持ちを、あくびとともに噛み殺す。
そう、混ざっていけない私がわるいんだから。

ぼんやりと空を見上げる。
いつか、雲の上に行きたい。

ふと、隣に誰か来たことに気づく。また先生かな、とうんざりしながらそちらに顔を向けると、違った。
リコだ。

『何しに来たの』
「将来の夢でも話そうかと」

リコはいつも急で、でもそういう多少の強引さが好きだったりする。

リコと話していると、私のほうがおとななのにリコのほうがおとなびているように、感じる。

初対面のときは性別すら分からなかったリコのことを、今は知らないことなんてないんじゃないかってくらい知ってる。
意外と冗談が好きだとか、謎解きが好きだとか。

そんなリコが話す、将来の夢。
やっぱり、謎が好きなら警察とか。……もしかしたら探偵になったって良いかもしれない。

「僕の将来の夢は、大学に行って宇宙について学ぶことです」

そんなことを考えていたから、私はとても驚いた。

『……謎が好きなら探偵とかかなって思ってたんだけど、』
「もちろん、探偵を続けながらでも大学に行きますよ」

リコの謎への執着は正直、怖いほどだ。

でもそのぶん良いやつだから、夢、叶うといいな

。。。