２９＿壁ドン ページ30
「なんですか……っ」
そう聞こうと思った瞬間。
あいつの力で私の背後には壁になり、目の前には大嫌いなあいつ。
手はあいつの手でつかまれてしまい、私には逃げ場がない状態へと急変した。
これはクラスの中でこいつにやられたいランキング３位の壁ドンというやつだ。
「俺にやられて嬉しい？」
こいつの顔がとても近くて不覚にもドキドキしてしまう。
こう近くで見てみると、少しはイケメンなのかもと思ってしまう。
「嬉しくなんかないっ……」
「でも俺に壁ドンされたい女子たちはいっぱいいるよ？俺がやるのはAちゃんだけだけど」
こんな近くにいると、気持ちが変わってしまう。
本当こんな慣れない事はやめてほしい。
「じゃあ違う人にやれ…っ」
「本当は嬉しいんでしょ？顔真っ赤」
「なわけないっ」
手を振りほどこうとするもののあいては仮にも男子高校生である。
女子と男子の力の差がはっきりとしている。
女子の私はあいつの力強い手を振りほどけず、その上びくともしなかった。
緊張、怒り、色々なものが混ざって震えなんかなかった。
「ふふっ。唇がら空き」
いきなりの発言。
こいつがこんなことを言うという事はキスをされる可能性が出てきている。
「キスしていい？」
ほら、やっぱりだ。
私はなにも言えずただただあいつと目が合う状態になっていた。
「やめて、貴方とキスなんて死んでも嫌だ」
「今はそんな事言える立場じゃないけどね。ていうかそろそろ名前で呼んでくれない？晴樹って」
「はっ!!?嫌で＿」
私が、嫌です、と言おうと思ったときだった。
こいつが話をかぶせてきた。
「キス、するよ？」
名前で呼ばなかったらキスされる。
それならうわべだけでも名前で呼んだほうがましだろう。
「は、晴樹……っ」
「合格、顔真っ赤で可愛すぎるんだけど」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
最近ちょっと晴樹が可愛く見えてきたｗ
最後どうしようｗｗ
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カノン♭(プロフ) - おお！続編おめでとう！！(*ﾟ▽ﾟﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ (2014年4月9日 7時) (
レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
晴れノチ曇(プロフ) - カノン♭さん» 見てくれるのはやいねー毎回ありがとーッ！これからどうなろんだろうねこの人たち……自分でも話考えながら書いてるから気になるよ(´・ω・`) (2014年4月4日 23時) (レス) id: 54af9aaec5 (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - (； ･`д･´)ﾅﾝ…ﾀﾞﾄ!?嘘だろ晴樹嘘だと言ってくれ！←オーバーなw (2014年4月4日 23時) (レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - 晴れノチ曇さん» ノッチ、良くやったぜ！柳瀬さんが空気になったのかと思っゲフンゲフン (2014年4月3日 12時) (レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
晴れノチ曇(プロフ) - カノン♭さん» お待たせ柳瀬さんですｗ((今気づいたけどそうとう長い間柳瀬さんが出ていなかったｗ (2014年4月3日 11時) (レス) id: 54af9aaec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴れノチ曇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2013年9月22日 1時
