レンタル彼氏＿彼氏屋、始めました。［完結］

１３＿クラスメイト…と思われる人。 ページ14

「誰…ですか…」

恐る恐るドアを開いてみる。

辺りは薄暗くなってくる時間帯。

「やっほー！元気？ま、見たからに元気そうだけどね」

ドアの向こうにいた人はなんかチャラチャラしてて、見たことあるようなないような。

多分知らない人だと思うけど、いきなり知り合いぶってくる。

「貴方誰ですか、知り合い詐欺ですか？」

「え！？いやいや同じクラスの相馬晴樹だよ！？」

その人はとても焦った様子で自己紹介をしていた。

「いや、私貴方みたいな知りませんし」

知り合い気取りの人にザクッと遠慮の欠片も感じられない言葉を返す私。

それに対してなんか凄い落ち込んでいる知り合い気取りの変人さん。

私の言葉に落ち込んでくれる人が居るんだなってい少し感動しちゃう。

いや、しちゃいけないとこだけど。

「えー。俺のことを知らない人が同じクラスにいたなんてな。俺超ショックー」

「同じクラス…？」

「そうだよ？俺Aちゃんと同じクラスだけど？」

同じクラスの人にこんな人がいたか記憶を頑張って辿ってみる。

悩み続けて10秒ほど。

変人さんが口を開けた。

「いやいやいやいや、そんなに悩む！！？」

それを無視して考え続けること30秒ぐらい。

それらしき人を思い付く。

「もしかして、毎日のように女の子をキャーキャー騒がせときながら告白されても片っ端から断っていき授業中には変な事を発言して授業の妨げをし、休み時間には授業中よりうるさくなり私たちの勉強の邪魔をしてくる最低な人ですか？」

できる限りの事を絞りだし頭でまとめて口に出してゆく。

「Aちゃんにとって俺ってそんなイメージだったんだ・。」

この男はヘラヘラ笑って悪口を言われたあととは思えない顔をする。

わるぐちではないけど。

「貴方みたいな人が私になんの用ですか」

「まあまあそんな焦らないでよー。今日はAちゃんに言いたいことがあって来たんだよね〜」




☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆
えーっと今回は素晴らしいランキングと評価、お気に入り数本当にありがとうございます！
見た瞬間目を疑いながらにやけてました(((
皆様には「こんなの大したことねーww」とか思うかもしれませんが、私にはとても凄いことなのですー！(！∀！)
皆様本当にありがとうございます！
そしてこれからもよろしくお願いします(＊´∀`＊)(((

１４＿ふざけないで頂きたい。→←１２＿その日から。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す