~38~ 生きる術 和也side ページ8
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暗闇を抜けたと思った俺は、
すぐに息苦しさを感じた。
喉が痛い。
強制的に酸素を送り込まれていた管が
抜かれて、やっと楽になれると思ったのに
俺の肺は酸素を取り込んではくれなくて、
凄く苦しかった。
大野さんが胸を撫でてくれると不思議と
苦しさを感じなくなって目を閉じた。
先「……ですか、1つだけ。あります………二宮さんを救う方法が。」
だいたい予想はついてた。
先生?あれだよね。
最近の俺の体は明らかに弱ってきてたから
そんな話も先生はしてたよね。
和「移植………でしょ?」
そう言ってた。
俺が生きれる道はそれしかない。
移植をして生きるしか………
それしか生きる術はない。
和「でもね……………」
先「…………なぜ!?それはなぜですか‼」
話の全容が分かってないみんなは
ポカンとしてる。
先生や看護師さん、それにみんな。
俺の命を考えてくれてる人には悪いけど
先生から初めて移植の話を出された時
俺ね、決めたんだよ。
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移植はしないって。
~39~ いつも通り 潤side→←~37~ 覚悟 智side
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花蓮(プロフ) - ありがとうございます。にのあいさんの応援が確実に私の書く力になってます。これからもよろしくお願いします！！ (2014年9月20日 18時) (
レス) id: 82294c09b3 (このIDを非表示/違反報告)
にのあいlove - 更新、頑張ってください！楽しみにしています！ (2014年9月12日 22時) (レス) id: bd5aa6f72e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2014年9月3日 16時
