#046.Ω×β×α 2 ページ17
現、神無大学 バレー部のチームカラーは…
広い太平洋を思わせる、青。
一方、天星大学のチームカラーは…
惑星、天王星を思わせる、緑。
しかし…教授から借りたAのジャージは…
”赤”…！
「これ目立ちますよね…？」
「ははっ、似合ってますよ。ばっちり」
教授のお褒めの言葉は、馬鹿にしているように聞こえる。
何故なら、マネージャー達は
緑のジャージだからだ。
目立つ。とにかく目立つ。
「じゃあ、頑張ってください！」
「…期待はしないでくださいね。」
渋々、マネージャー達の元へ向かった。
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「あ…シークレットガール。」
「復讐実行！わかってるよね♪」
「もちろん。今は…バレーでぶっ潰す！」
実は…沙美田シュリは
バレー経験者です！
それに…医学部のAさんは、
スポーツできないっぽいので…
ぶっ潰します…！
「さぁ！うちらが勝つよ！！」
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敵チームは、ギャル達。
味方は、二人がバレー経験者で
私含め初心者。
「ボール上げるから、うってね！」
「…うん。」
とは、言われても
バレーをやるのは授業以来だ。
……興味ないけど、スポーツは好きだから。
負けたくない。
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ビーチバレーの最中…
女子マネージャー達の騒ぐ声…
教授の笑い声が止まらない…
「すげぇ…」
日向が呟いた。
男子達の手が止まる。
「ヘイヘイヘーイ！！あの赤ジャージ。こっち呼ぼう！」
「あの子、女子ですよ？」
木兎の暴走を、赤葦が止める。
「あれ、Aだよな？」
「…間違いなくAさんですね。」
黒尾と孤爪は驚く。
「運動神経はいいって知ってたけど…まさかここまでとは…。」
砂場だというのに、高いジャンプ力。
そして、不安定なトスに応える
臨機応変な空中移動。
「Aちゃん、凄いよ！」
「わっ！？及川くん！？」
男子達の目に映るのは…
及川に抱きつかれる赤ジャージの姿。
「何だ、及川さんの彼女ですか…」
「だとしたら…え！？Aさん！？」
影山と日向が同時に顔を見合わせた。
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作者名：色葉怜 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2014年12月31日 22時
