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#045.Ω×β×α ページ16

数日後。





「お願い!参加してもいいよね!


____ほら、岩ちゃんからも言ってよ!」









必死に頼み込む及川。







「オレは、Aの判断に任せる。」




「もちろん、ダメ。」






夏の強化合宿の件について…


神無大学と天星大学の合同で行われる。



合宿の日は、今から一ヶ月後。

その一週間前には、天星との練習試合も控えている。





「練習試合は絶対に出られない。それに合宿なんて、絶対にムリ。」



「いやいや、Aさんと私で及川くんの体調管理を行うので大丈夫ですよ。」




突然現れた教授に喜ぶ及川と、驚くA。

それに無反応の岩泉。




「行きたいですよね、及川くん。」


「行きたいですよ、それにオレがいないと
教授にとっても、つまらない試合になりますよ?」


「それは嫌です。ほら、Aさん…教授命令です。」


謎の威圧感に、渋々頷くA。


「権力乱用じゃないですか…教授。」


悪口も忘れずに…。









______________________________________








そして、月日は経ち…





及川は見事、退院。

田中の怪我も治った。が…二人とも

神無と天星の練習試合は出れなかった。






いよいよ…夏の強化合宿 初日。








「…五日間だなんて、聞いてない。」



「聞いたら、反対するじゃないですか。Aさんは。」





教授と共に、行動中。




天星のマネージャーはざっと20人はいる。


しかし…神無はゼロ。




「理由は、及川くんにあります。」


「なら、説明はいりません。わかりましたから。」




マネージャーになる子は、殆ど…
及川のファンクラブに入っているからだ。


友達がいないAは、教授と話していた。






「ちなみに、昼からは海で遊びますからね。」


「はい?」


「ビーチバレーですよ。大体、初日と最終日は遊ぶんですよ。」


「へ〜。」



教授の得意気な説明を、軽くスルーする。




「マネージャーだけでバレーをしたりするので、Aさんも参加してはどうですか?」


「私がですか?」


「…運動神経、いいらしいですね?」



不吉な笑みを浮かべる教授。


「…はい、サンカサセテイタダキマス…。」









さんさんと照りつける太陽の下。




ボールが飛び交う暑い夏。




それは、一瞬の青春で…

決して忘れることのない時間。

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設定タグ:ハイキュー , オメガバース   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:色葉怜 | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2014年12月31日 22時

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