＿＿＿彼【伊月俊】

４＿ ページ5

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ーーー「しゅーーーん兄〜〜っ‼」









＿＿＿＿今から、三年ちょっと前、、、春。









当時、中学二年のオレは新入生の入学式を終えたあと、ある子を待っていた。









伊「おっそいっ‼、、、たく、何分待たせんの？」





貴「ご、ごめん！なんか、部活の勧誘とかされて、、、(汗)」









＿＿＿岸南A(キシナ)、、、







一個下の幼馴染で、家が隣同士。








女系家族のオレにとってはもう一人の妹みたいな存在、、、







お互いの母親同士が式の終わった後、お茶飲みに行くとかで
今日も入学式が終わったら、一緒に帰る予定だ。







まあ、部活もあいにく体育館の片付けで休みだからいいとして、、、









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伊「、、、一体、Aは何をしたいのかな、、、？＾＾」






さっきからやたら、制服のスカートをビロビロさせている←





えへへっと笑顔を向けるA。








貴「えへへ///、、、なんか、急に大きくなったみたいだなって？」






ブカブカで、制服にきられてるような感じだけど、素直に可愛いと思う。








伊「うーん、、、確かに、最近までランドセルしょってた子だと思わないな〜


まあ、ランドセルも似合ってたけど？ww」







そう言って、相手の鼻をつまんでみるとフガッと声を出す。








貴「ら、ランドセル似合っても嬉しくないっ！」






そうやって、両手を上に突き出してウガーと怒る彼女にオレは少しだけ高い声を出して笑った。





そして、ポンポンと頭を撫でてあげる。









伊「うそうそ。





……可愛い」








そう言うと、カァァ…と赤くなる目の前の女の子







、、、ほら、こういうのがたまらない、、、









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、、、実はちょっと知ってた。









Aはオレのことが好きってこと＿＿＿







分かりやすいから、単純で。









だから、からかっても可愛い反応するから、やめられない、、、









だから、今だに知らないふりをしてる。









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それにオレの後ろをトコトコ一生懸命、追いかけてくるのが、ヒヨコみたいで可愛い。









、、、ヒヨコ？








、、、ヒヨコ、、、









伊「、、、ヒヨコがヒョコッと出てきた。



、、、おおおっ！キタコレっ!!!!」(メモメモ…←








貴「し…俊兄(汗)」←

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