ディアソムニアのカラス

本性 ページ14

.

母「聞こえないの?Aのせいでこんなことになったんでしょ?」

サキ「は?Aは悪くない。私が最初にAに契約の話を持ち出したんだって」

母「...ちょっとあなたは黙ってて。ほら、早く謝りなさい。ねぇ、前にも言ったけど耳ないの?」

Aを馬鹿にしたような言い方をする。

なんだよこのおばさん!

ﾘﾘｱ「A」


『...』

Aは相変わらず自分の母親を睨みつけたまま。

な、なんとか言いなよ...!

Aだって私と同じ________だったんだから


母「A!!」


ｽｯ!)

サキ「なっ!」

皆んな「!?」


母親はAにまた平手打ちをしようとした...


けど、


ﾊﾞﾁﾝｯ!)


母「いっ...!?」


Aside


母「A!!」


ｽｯ)

皆んな・サキ「!?／なっ!」


ﾊﾞﾁﾝｯ!!)

母「いっ...!?」






，









，









，









，



『触んなっ!』

皆んな・母「...!!」


母「え...?」


『キモイんだよ....毎度毎度、お前の妄想にはうんざりする。夢見てんじゃねーよカス』

ﾘﾄﾞﾙ「...A?」

ﾌﾛｲﾄﾞ「えぇ!金魚ちゃんどーしちゃったの?」


ｸﾛｳﾘｰ「クローさん!ど、どうしたんですか!?普段のあなたはそんな横暴じゃないはずですよ!」

『うるせぇーんだよ....』



ﾘﾘｱ「お主、これが本性じゃな?」

『本性?さぁ...どーだろーね』


母「A...?どうしちゃったの?」

『その声の高さとセリフ、やめてくんない?良い母親とか演じなくて良いから』


母「良い母親だなんて思ってないよ...?」

『あーはいはい。もう面倒くさいから喋んないでくれない?もう“お前の対応に疲れた”わ』

ｸﾛｳﾘｰ「クローさん!あなた、実のお母様に向かってなんて口を利くんです!!」



ﾊﾞﾝｯ!)

ｱｽﾞｰﾙ「どうしたんですか...こんなに騒いで。フロイド、状況は?」

ﾌﾛｲﾄﾞ「えぇ...なんか、今金魚ちゃんのお母さんと金魚ちゃんが喧嘩してる」



ｼﾞｪｲﾄﾞ「やはり...“入れ替わって”いましたか」

ｱｽﾞｰﾙ「ん?」


『はぁ...バレちゃったからもういいよ。ｼﾞｪｲﾄﾞは感が鋭いから心配だったけど、もう“仕事”は終わったからいいや』

母「仕事?仕事って何?」



『はぁ?お前が知ってどーすんだよ』

ﾘﾘｱ「A!」


『...うるせぇよ!』


母「分かった...このヒトがAを唆したんだね?そうだよね?大丈夫、お母さんがこんな鏡壊してやるから」

『はっ!?』

あの頃の→←母親

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す