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僕は好きですよ。 ページ7

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「う〜ん。」


部屋には色とりどりの洋服が現在散乱中。


「これも違うっ!!」



「A。うるさい………。」



部屋を開けたお兄ちゃんが私の姿を見て立ち尽くす。

ガーンという音声が流れてきそう。
絶句というかなんというか………



ただひとつ言えること。




「お兄ちゃんなんて嫌い。」



「……相変わらず私服がダサ……」




「それ以上言ったらぶん殴るよ。」
「ごめんなさい。嘘です。」



私、Aはどうやら私服センスが他の人より
ズレている……らしいです。



「お兄ちゃんと美的センスが違うだけよ!
 個性的なの。決してダサい訳では……」



「ハートのパーカーに赤いチェックのTシャツに
 赤ジャージのズボンは誰がどう見てもへ……」



「うっさい、殺すぞ。」


「聞いといて理不尽。」



何度か不毛なやり取りが続き私は溜め息をついて
その場に座りこむ。




実は今度の日曜日、
桃井ちゃんとクレープを食べに行くんです。




あの人料理は苦手……いやユーモア溢れる仕上がり
ですがそれ以外の女の子っぽいことは
基本出来る。



つ.ま.り!メッチャ可愛い。私服が。



ちゃんとお洒落しないと
私自身が恥ずかしいからね。うん。




「なんか何着ればいいか分かんない!
 普段制服だしさ……」


「別にAが着たい服を着ればいいんだよ。」


「あれが着たい服だった……って言ったら
 どうする?」




「………………ww」


「にやにやするんじゃない!もう。」


座りこんだ私はお兄ちゃんを見上げるようにして見つめる。


しばしの沈黙。

そして



「僕はーーーーーーーー」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「お待たせ!ってどしたのAちゃん!
 珍しく可愛……「何か言いましたか?」
 何でもないですー」




「早くしないと追いてきますよー。」


私は桃井ちゃんにそう笑いかけた。




風でワンピースがふわりと揺れた。









『僕は白いワンピースが好き、かな。』

ふざけんなよテメェ。→←楽しいもんですね。



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設定タグ:黒バス , 黒子テツヤ , ギャグ   
作品ジャンル:アニメ
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うさぴょん(プロフ) - 紅連さん» そーですよwやっべぇネタがねぇ!ってときに私の好きな動画の内容を借りてやったのが番外編です(笑) (2015年1月15日 0時) (レス) id: 3acad607e5 (このIDを非表示/違反報告)
紅連 - とってもおもしろいです!あの、番外編の内容ってもしかしてユウチュウの動画のやつですか?違ったらすみません! (2015年1月14日 1時) (レス) id: 21a4c287db (このIDを非表示/違反報告)
うさぴょん(プロフ) - シュリ☆さん» おそらくまいう棒……だと思う。まぁ、この小説ではその時は紫原がんまい棒を食べてたってことでw (2015年1月7日 19時) (レス) id: 3acad607e5 (このIDを非表示/違反報告)
シュリ☆ - ていうか、紫原が、食べてるのってまいう棒?んまい棒?どっち?! (2015年1月7日 11時) (レス) id: 8b878e2aa5 (このIDを非表示/違反報告)
シュリ☆ - wwwそうだね! (2015年1月6日 10時) (レス) id: 8b878e2aa5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさぴょん | 作成日時:2014年11月18日 14時

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