【黒バス】うちのお兄ちゃんちょっと変なんです

酷く無いですか。 ページ4

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「私今度ねっ！バスケの試合あるんだ！
　勝てば全国ぅ〜♪」


「そうなんだ、頑張ってね。」



え。
　

「いや、それだけ！？兄であり、先輩
　であるテツヤ君は私に
　『よーし、俺が必殺技を伝授してやる！！』
　とか『観に行くよ』とか暖かいメッーセージ
　は無いんですかっ！！」



「……二号〜///」



「困ったときに二号を使うなっ！！」



二号を撫でながら幸せそうに微笑む兄を
見ると何も言えなくなる。








実は帝光の男バスと女バスはまぁまぁ
仲が良かった。まぁ今もだけど。
キセキの世代が３年の頃が多分一番。



理由は２つ。１つは私とお兄ちゃんが
同じようなプレーだった上、レギュラー
だったため、影兄弟として帝光バスケ界では
密かに有名だったから。



もう１つは、キセキの世代だからと言って
ちやほやするでもなく、普通に接する
メンバーが揃っていたことが大きい。

要するに女バスメンバーがとてつもなく
サバサバしていた。



『キセキの世代ィ？調子乗ってんじゃ無いわよっ！』

………みたいな。


特別扱いが嫌いだったカラフル軍団は
新鮮な気持ちになったのでしょう。

……多分。憶測だけど。




少なくとも目の前にいる変人兄貴はそう。





だから、どうってことはないけどさ……




皆で観に来てほしいな〜。
でもそんなこと言ったら大して使えない気を使って
頑張っちゃうもんな。




そんなお兄ちゃんが好きだけど。




「あっ……Aバニラシェイク飲んだでしょ。」



「飲んでないわっ！ってか何でうちに
　バニラシェイクがあるの！？」



「出張バニラシェイクです。」



「全然上手く無いから！」




…………前言撤回。

お兄ちゃん。せめて空気を読んで行動
出来るようにしましょう。妹の切な願いです。

気のせいですよ、きっと。→←転職は、しません。

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