【黒バス】うちのお兄ちゃんちょっと変なんです

クーリングオフでさようなら。 ページ15

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『ジョン！中年太りでお腹がほら！
　ダルンダルンだわ！どうしたら良いのよぉ！！』


『HAHAHA！心配無用だマイハニー！！
　そんなときはコレ！』

【ジャーン！！】


『ワォ！この全自動フラフープを使うと
　みるみるくびれが出来るぅ〜！！』



『さあ、君もマイハニーのように
　美しくなろう！』




「フォォォォォォ！！！」

「フォォォ、じゃないです。バカですか、
　バカなんですか。」




ぱこん、と雑誌で後頭部を殴られた。


……結構痛かったぞ、オイ。



「ほら、早くそのバカみたいなフラフープを
　止めて。」


「でも全自動だから止まらないぃぃ！」


「………ウィィィィン」

「え、ちょっ、チェーンソーで切らないで、
　分かった、分かったから気合いで止めるか……
　ギャァァァァァァァァァ！！！！」









「ホントに家帰ってきたら妹がテレビショッピングの
　ガラクタを買いまくってたなんて
　死んでも言えない。」


「だってさ！お兄ちゃん私がくびれ無しの
　ダルンダルン女になっても良いの！？」


「大丈夫。Aに１ミリも期待してないから。」


「東京湾に沈められてしまえクソ兄貴。」




私の周りに落ちている物は全て私が
テレビショッピングで買った品々。




それをアイツは、アイツはっ









クーリングオフしやがった………！！！




「最低っ！私の自由と楽しみを奪うなっ！
　人権尊重ー！！」


「家の金使ってたバカが何言ってるんですか。
　今晩ご飯食べられなくなったら僕はAを
　人身売買に売り渡しますよ。」




「私の人権はご飯以下ですか？」

「Yes。」




うわぁぁぁぁぁ！即答しやがったぁぁ！！




「とにかくその全自動フラフープも
　クーリングオフしますから。」

「え、これは……」

「トイザらスで買えば5千円ほど浮きます。
　買うならそちらへどうぞー(棒」









チクショーーーーーーー！！！！！

苦手です、そういうの。→←１つ賢くなりました。

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