タイトル49 ページ3
瀬『お!A、おせーよ。そっち座れ』
店に入ると最初に気づいてくれたのは瀬見さん
促され座った先には天童さんと五色。
天童さんに内心ゲッと思ったのは内緒。多分バレてるけど。
天『遅かったねー?何してたのかなー??』
ニタニタ笑いながら嫌味をかます天童さんに耐え、ひたすら謝る俺
ひたすら俺のために配膳してくれる工
大方怪我のことを気にしてくれてるんだけど、気にしなくていいのに…
郡『工ありがとう。でも、俺そんなお腹減ってないから大丈夫だよ』
俺はゆっくり食事をとりながら、周りの会話を流し聞する
主な内容は今日の試合のこと。だけど誰も負けについて文句を言う人はいない。相手が強かったから負けたという事実をみんな受け入れてるから。
やっぱり白鳥沢は強いな、と内心で思った。
急に天童さんに小声で話しかけられる
天『そいえばサー、賢二郎とデキてるワケ?』
ブッッッッっと食べていたものを吹き出してしまい、盛大にむせると一気に視線が集まった
郡『ゴホッ…き、気にしないでください』
皆それぞれ会話に戻るが、白布さんにチラッと視線を向けると目が合ってしまった。
心配そうに見ていたが、不意に目を逸らしてしまった。
天『そんでサー、実際のところどーなの?』
興味津々に聞いてくる天童さん。どうやら答えないと逃してくれないらしい。
郡『どうって…男同士だし、なんもないですよ』
目線を合わせないように答える
天『へー。でもさ、賢二郎あれでもモテるわけ。彼女とかできてもいーの?』
そう言われ、想像してみた
彼女と手を繋いだり…その、恋人同士だからキスしたりそれ以上とか…。
考えてみると、なんだか嬉しくないようなモヤモヤする気になってしまった。
郡『なんかモヤモヤする気がします…』
俯きながら答える
天『別に性別なんてどーでもいーけどねっ』
俺の頭はハテナだらけになったが、「Aクンは女の子より可愛いしね!」となぜかベタベタ触られる。
すると、誰かに引っ張られすぽっと体に収まった
『天童さん、なにしてるんですか』
天童さんは「ほらね」といい、声の主に目線をやると、白布さんに抱き寄せられている形になっていた
白『Aも困ってるんで、そのくらいにしてやってください』
白布がそういうと、「もうすぐ卒業なんだからいいじゃんサー」と駄々をこね出した
俺は自分の顔に熱が集まるのを感じた
その様子を他のメンバーは笑って見ていた
いつもの白鳥沢だなと
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ゆきと - 山形さんは3年生ですよ。 (2022年4月5日 16時) (レス) @page6 id: fa3fd2ad4b (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 待ってました!!ありがとうございます! (2022年1月11日 17時) (レス) id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつめ | 作成日時:2020年3月17日 20時