Episode 53 ページ4
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『それはですね!うちの息子がパパと勘違いしちゃっているみたいで、安室さんを初めて見た時からずっとパパ!って呼んでいるんです!
私、シングルマザーなので父親いないですし、蓮は父親の顔すら見たことがないので…。』
ははっ….と思わず乾いた笑いが口からこぼれ出てしまった
チラリと蓮を見るとコナンくんと楽しそうに手を繋いで笑っている
(零くんには立派にできてるって素敵な言葉をもらったけどあの子に寂しい思いをさせているのは変わらない。)
グッと唇に力が入る
蘭「…すみません。変な事を聞いてしまったみたいで…。
あ、でも…昨日、安室さんと蓮くんを見ていて私はとても幸せそうだと思いましたよ!
本当の父親じゃないにしても蓮くんは安室さんと一緒にいられてとても楽しそうに笑っていましたし、安室さんもとても楽しそうでした!」
思わず、下を向きながら私は目を見開いた
(そっか…もしかしたら零くんは本心じゃないかもしれないけど、蓮はパパだと思っていた零くんがそばにいて嬉しいんだよね。
ネガティブな事ばかり考えてるけど少しはポジティブにならないと母親がこんなのだと蓮が不安がっちゃうよね。)
私はパッと顔を上げる
『ありがとう、蘭ちゃん。元気出た!』
蘭「はい!どういたしまして!」
ふふっ!とお互い笑い合う
すると後ろからくいくいと服を引っ張られる感覚を感じ後ろを振り返ると兄弟のような二人組の姿
服を引っ張っていたのはコナンくんだと分かった
コ「そう言えば、Aお姉さんたちは何してたんだっけ?こんなところで。」
『あ"っ…と…。
落とし物をしちゃって…警察署に取りに来たのよ。
そしたらたまたま食堂が目に入っちゃって… 蓮とお腹すいたなぁ〜って食べに行こうかなと思ってたところだったんだ〜』
コ「ふーん。そうなんだ〜。」
『あははは〜』
これ以上墓穴を掘らないように誤魔化すように笑う
「おーい、蘭!
終わったぞ〜、あいつ未だに口を割りやしねぇ…」
蘭「あ!お父さん!」
『おじさん〜!』
声が聞こえると、蓮は一直線に声のなしの元へ走っていく
その先に目をやるとそこには毛利 小五郎が立っていた
蘭「あ、Aさん、紹介します。
私の父で毛利小五郎と言います。テレビでやっている眠りの小五郎ご存知ですか?」
『えぇ!知っています!
はじめまして、毛利さん。私、A Aと申します。』
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RINA(プロフ) - 玲さん» 告白!!お待ちどう様でしたッ!!日課にしてくれているなんて( ; ; )ありがとうございます!まだ続きます!お楽しみにしててください!! (2021年11月2日 16時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ようやく告白!!!更新されて仕事終わり色々片付けて寝る前に読むのが日課になるほど続きを楽しみにしてます! (2021年11月2日 6時) (レス) id: bb3e3e235e (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 音猫さん» 3回も見てくださるなんて!!すっごく嬉しいです(泣)!!少しずつ安室さんとの距離も近づきつつ、ジンとも接触!まだまだ面白く書いていきます!頑張ります! (2021年10月26日 23時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
音猫(プロフ) - こんなに尊くてにやけが止まらない小説初めてです!めっちゃ面白いので投稿頑張ってください!ちなみに全話3回読ませていただきました! (2021年10月26日 22時) (レス) @page35 id: bc85421f32 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2021年10月25日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINA | 作成日時:2021年6月21日 7時