Episode 85 ページ36
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バーボンside
「ねぇ、バーボン
あなた、最近ジンに会った?」
俺の隣に座っている彼女が突然、話しかけてくる
彼女はベルモット
俺が潜入しているこの " 黒の組織 " の中の一メンバー
裏の仕事をしながらも表ではクリス・ヴィンヤードとして大女優の名を挙げた危険な女だ
バ「いえ?ジンに何か問題でも?」
ジンとはこの1週間ほど会っていない
そもそも、バーボンとしての仕事がこの1週間無く、今日久しぶりに組織の方へと顔を出したがすぐにベルモットとの仕事で、組織を後にしていたので姿さえも見ていない
(質問の意図がわからないな…ジンがなんだ?)
べ「つい2日前かしら?
ジン1人で仕事で外に出かけて帰ってきた時、えらくご機嫌だったのよ?
自室に篭ってるから何してるかと思ったら自分の手のひらを見つめてあの男、微笑んでいたのよ??
気持ち悪いと思わない?」
バ「それは、すこし興味深いですねぇ。
ジンがそんなにご機嫌だなんて、何かあったんでしょうね。」
べ「それで、私、その手のひらに何かあると思って隙をついて覗いてみたの。
そしたら、なんだと思う?
絆創膏が貼ってあったの、しかも白くま柄のよ?
まさかとは思うけど、kittenでも見つけたのかしら…?」
バ「………… kitten……ね。」
俺の胸の内がザワリと嫌な感じがしたのがわかった
この感じが、当たらなければいい…そう願ったのが、次の日ポアロに出勤し、Aと会い見事に砕かれる
『パパ、見て!いたーいの!』
土曜日のいつも通りの昼食の時間帯にポアロに遊びにきてくれたAさんと蓮くん
この日は、土曜日でお昼時だったが、あまり混んでおらずチラホラとお客さんが座っている状態だった
メニューを聞きに彼女達のところは行くと、咄嗟に " パパ " と呼ばれすぐに「どうした?」と反応してしまう
(我ながら、しっかりパパになってきたな(笑))
すると、足のズボンを捲って『ココ!』と指差してきたので、怪我したのを見せてくれるのか〜と思い、膝に目をやるとそこには…
【 白くま柄の絆創膏 】
《ー 絆創膏が貼ってあったの、しかも白くま柄のよ? ー》
昨日の夜に聞いたベルモットの言葉が脳内にリピート再生される
俺は目を見開き、思わず彼女の肩にガッ!と掴みかかってしまった
『きゃ!
どッ…!どどどどどうしたんですか!!!?安室さんんんん"ん"んん!!!!!!//////』
降「お前、ジンに会ったのか…ッ」ヒソッ…
『ギクゥ!!』
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RINA(プロフ) - 玲さん» 告白!!お待ちどう様でしたッ!!日課にしてくれているなんて( ; ; )ありがとうございます!まだ続きます!お楽しみにしててください!! (2021年11月2日 16時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ようやく告白!!!更新されて仕事終わり色々片付けて寝る前に読むのが日課になるほど続きを楽しみにしてます! (2021年11月2日 6時) (レス) id: bb3e3e235e (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 音猫さん» 3回も見てくださるなんて!!すっごく嬉しいです(泣)!!少しずつ安室さんとの距離も近づきつつ、ジンとも接触!まだまだ面白く書いていきます!頑張ります! (2021年10月26日 23時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
音猫(プロフ) - こんなに尊くてにやけが止まらない小説初めてです!めっちゃ面白いので投稿頑張ってください!ちなみに全話3回読ませていただきました! (2021年10月26日 22時) (レス) @page35 id: bc85421f32 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2021年10月25日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINA | 作成日時:2021年6月21日 7時