拾伍 . ページ16
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杏寿郎さんの足が止まり、「ついたぞ!!!」とクソデカボイスで言われ恐る恐る顔を上げる
そこには大きな木製の門に大きな屋敷が立っている
産屋敷ほどではないけれど、十分立派なお屋敷だ
表札には"煉獄"と彫られている
門を開けると、パタパタと可愛らしい足音が聞こえてくる
「兄上!おかえりなさい!!」
『…………ウッ………泣 そっくりすぎる…可愛い……ッ』
煉「??何かあったか?」
『いえ、何でもありません』
走ってきたのは杏寿郎さんを小さくして眉を下げたそっくりな弟の千寿郎くん
(本当に、可愛い。
これで、家事もお父さんのお世話もして…何でよくできた弟さん!)
顔に感情が出ないよう、ニコニコとしていた
煉「A!!俺の弟の千寿郎だ!!
継子に対して鍛錬などはほとんど生家で行っている!!
任務などから帰ってきた時に怪我をした時は治療をしてくれたり、食事を作ってくれたりなどいろいろしてくれるから困った時は頼るがいい!!」
『わかりました、私はA Aと申します。
不束ながら、煉獄さんの継子になりました。おそらくここに寝泊まりさせていただく事になると思いますので…
よろしくお願いいたします。千寿郎くん。』
軽く自己紹介をする
ちょっぴり頬が赤い千寿郎くん、パァッ!と嬉しそうな顔をすると「よろしくお願いします。」と微笑んだ
(グアッ!!可愛い〜〜ッ!!!///)
口元を手で隠し『フフフッ』なんて外面だけ上品に笑う
千(母上のような方だ………。)
千寿郎くんから見たAは、
杏寿郎と千寿郎の母であり、この2人の父、槇寿朗の最愛の妻
容姿などは似ていなかったが、髪型や纏う空気、雰囲気が自分達の母にそっくりだった
杏(強く芯のある心、この穏やかで決断力のある彼女
一目見た時、とても母上に似た女性だと目が離せなかった
外見は髪以外似ているところはないが、不思議なものだな…)
ジィーッと上下から感じる視線に私は顔を隠した
『そ……そんなにお二人に見られると穴が空いてしまいます///』
そう言葉にすると、2人ともハッ!とし顔を赤らめ急いで顔を
「よもや、すまなかったな!!
とりあえず、中へ入ろう!!こっちだ!!」
「すみませんッ!こちらです!ただいまお茶をご用意致しますので、少々お待ちください!」
そう言い、千寿郎くんはピューーー!!とすごい速さで屋敷の中へと戻って行ってしまった
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RINA(プロフ) - リアさん» ご指摘ありがとうございます!直しておきます! (2023年2月7日 8時) (レス) id: 86f8cfb1ca (このIDを非表示/違反報告)
リア - すいません。母親になってます。母上ですよ。 (2023年2月6日 17時) (レス) id: 0e093b1cf6 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 桜さん» 長い間、更新をせず本当に申し訳ありませんでした(泣)また少しずつ更新していこうと思います!読んでいただきありがとうございます! (2023年2月6日 17時) (レス) id: 86f8cfb1ca (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続き読みたいです。ずっと待ってました (2023年2月6日 12時) (レス) id: b03321ee13 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - リアさん» すいません!非公開にし忘れていました泣!!書き込んだ後また更新させていただきます! (2022年4月7日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINA | 作成日時:2022年1月24日 8時