私もあなたを守りたい！！《鬼滅の刃》

　拾肆　. ページ15

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『恥ずかしすぎて…穴があったら入りたいです…。』

胡「あらぁ、煉獄さんと同じような事を仰るんですね。」

『えぇ！そんなこと……あ……』
(そういえば、杏寿郎さんよく言ってた言葉かもしれない。)

隣で、胡蝶さんがクスクスと笑う

その反対隣では杏寿郎さんが「よもや!!俺と同じだな!!」なんて大声で話している

あの後は、『すみません、すみません』と何度も謝ったが皆さんは「大丈夫」とにこやかに今までのことを何事もなかったように接してくれる

甘露寺さんは伊黒さんに連れて行かれ、今は杏寿郎さんと宇髄さん、胡蝶さんの3人が柱の屋敷を案内してくれている

炭治郎たちは、任務から帰ってきたばかりだったので湯浴みに行き仮眠すると言っていたので今はいない

なので、現在柱の人たちに囲まれています


胡「Aさんは煉獄さんの事が大好きなんですね。」
『へｯ!!????!!/////』
胡「あら?違いました?」

私たちの前を歩き宇髄さんと楽しげに話している杏寿郎さん
無意識にチラリと見入ってしまう

『その…好きと言いますか、あ…いや好きは好きであってはいるんですが先程お伝えした私の世界では、この場が物語になっているので、向こうの世界では杏寿郎さんが一番好きな物語人物だったんです。』

胡「"杏寿郎さん"ですか。ﾌﾌｯ」
『あ!!違います!!//煉獄さん!!煉獄さんです!!』

いつも"杏寿郎"と名前で呼んでいたのが仇となってしまった、そう思った。
赤い顔を両手で覆うように隠すと、頭上からクソデカボイスが聞こえる

煉「今、俺の名を呼んでいたか!!」
『あ!!!えっと…ｯそう!!煉獄さんは炎柱なので、使うなら私も炎の呼吸を使いたいなぁ!なんて!!』


あせあせと必死に誤魔化す
大きな目をパチクリと見開き瞬きを2、3度すると突拍子もないことを言い出した


煉「そうか!!では、俺の継子になるか!?」

宇「お!それいいじゃねーか!!」
胡「そうですね、炎を使うとするなら煉獄さんの側で鍛錬を行うことが1番ですからね。」

『…………………へ?継子…………?』


煉「それでは早速、我が生家へと向かおうとしよう!!
荷物はそれで全部か?よし、では行こう!!!」


『え…え!? えぇぇええぇぇえええ!!!!!!?????』



腕を鷲掴みにされ、ずるずると連行されるように連れて行かれる
腕を伸ばし、宇髄さんと胡蝶さんに助けを求めるがあの2人はニコニコしながら手を振っている

杏寿郎さんの生家って!!!!!
うそーーーーーーーーーーー!!!!!!

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