第七十八話 ページ33
_________……吉原遊郭。私の時代から見れば全てが物珍しい。
遊女、そしてその最高位である花魁。
宇髄さん曰く、吉原に潜入したら自身の嫁を探せと言っていたのだが…
女「いやぁ、こりゃまた…
不細工な子達だね……」
これ、変装って言うんでしょうか…
そう思い横目で三人の姿を見る。女装…と言うには少し…
男「ちょっとうちでは…まぁ、でも…」
ちらりと二人が此方を見る。それに答えるように頭を少し下げた。
女「そっちの子は美人だねぇ。その子なら引き取ってもいいけど…」
宇「おっと、そりゃ駄目だ。」
そういう台詞と共に肩を引き寄せられる。顔をあげれば宇髄さんが楽しそうに笑っていた。
宇「コイツは稀に見ねぇくらいの品物だ。コイツが欲しいってんなら三人の中から一人選びな。」
女「…仕方ないね。じゃあ真ん中の子を貰おうかね。素直そうだし。」
真ん中の子。炭子、基炭治郎さん。彼は「一生懸命働きます!」と言う。
ときと屋に入ろうとすると宇髄さんに耳元でぼそりと呟かれた。
宇「お前さんが一番の頼りだ。…期待してんぞ。」
「はぁ…」
そう答えればポンッと優しく背中を叩かれた。
子「_________……うん、貴女、とっても綺麗だけど…この髪は?地毛?」
「ええ、まぁ…」
子「お目目も綺麗。満月が浮かんでるみたい。」
「どうも…」
部屋の一室。まず化粧を落とす事になり、私の近くには二人の小さな子供がいた。
「(まぁ色は仕方がありませんよね…)」
子「髪を結うには少し短いかな?」
「雑用でも構いませんよ。何でもします。」
子「でも雑用にしては他の姐さん達より目立っちゃう。」
「お戯れを。」
小さな子供二人の頭を撫でる。…こんな小さな子でも、ここに居るのですね。
そう思っていると隣の部屋から、
女「ちょっとおお!!こんな傷あったら客つかないわよ!あの男すごい色男だったけどゆるさないわよもぉおおお!!」
そんな叫び声が聞こえてきた。
……炭治郎さん、大丈夫でしょうか。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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こはね - 今日から俺はのも見てみたい、です! (2021年10月11日 9時) (レス) @page30 id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 更新ありがとうございます!何度読んでも面白い作品ですね!! (2019年11月17日 10時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - つるぎさん» コメントありがとうございます!そういって貰えると嬉しいです!更新頑張ります! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 鬼舞辻無惨さん» コメントありがとうございます!ってまさか無惨様…!?あ、ありがとうございます…! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 最初から読ませてもらいました。とても面白かったです!!ナンバカのほうも宜しくお願いします!!楽しみにしてますね! (2019年10月20日 20時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2019年9月4日 20時