【鬼滅の刃】新人看守は美人で鬼殺隊からも愛されてます。其ノ弐

第七十七話 ページ32

炭「アオイさんとAさんを放せこの人さらいめ！！」


き「そーよそーよ！」




炭「一体どういうつもりなんだ！！」


す「変態！！変態！！」









そんな事を言われ続け、宇髄さんは切れて大声をあげる。しかしそれにも怯えず、炭治郎さんも負けじと言い返した。









宇「俺は任務で女の隊員が要るからコイツら連れて行くんだよ！！"継子"じゃねぇ奴は胡蝶の許可をとる必要もない！！」





炭「人には人の事情があるんだから無神経に色々つつき回さないでいただきたい！！


大体、Aさんは煉獄さんの継子なんだ！！」









……ん？


思わず首をかしげる。宇髄さんも眉を潜め、「初耳だが？そうなのか」と聞いてきた。









「……あー、違うと言いますかそうと言いますか…」




炭「代わりに俺達が行く！！」









気づくと善逸さんと伊之助さんが居る。宇髄さんを挟むよう左右に立っていた。









伊「子分を守るのが親分の役目でもあるからな！行ってやってもいいぜ！」


善「Aさんとアオイちゃんを、は、放してもらおうか。例えアンタが筋肉の化け物でも俺は一歩もひひひ引かないぜ。」







宇「……」









スウッと彼の雰囲気が変わる。何かを探っているような、そんな感じだ。









宇「……あっそォ。じゃあ一緒に来ていただこうかね。ただし！この派手女は連れてくぞ。文句ねぇな。」


「はぁ…それは構いませんが…」









「所でその任務先は？」と尋ねれば彼はニヤリと笑う。









宇「日本一色と欲に塗れたド派手な場所。





_________鬼の棲む"遊郭"だよ。」

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