第二十七話 ページ31
伊「_________……此処かっ!?」
勢いよく襖を開ける。が、そこに人は居ない。
「ムキーッ!!」と声を荒げるのは嘴平伊之助さん。一緒に探してくれる(?)らしく、行動しているのだが…
「(此処も駄目ですか…)」
先程から空回りばかりだ。人どころか鬼にも遭遇しない。
伊「次だ、次!行くぞ、子分第一号!!」
「いえ、私は月影Aで…」
伊「行くぞ、月島A太郎!!」
「誰です、それ?」
走り出す嘴平さん…と言うと何だか不機嫌そうな雰囲気を出されたので、伊之助さんと呼ぶ事にしましょう。
何と言うか、本物の猪に見える。動きの一つ一つの体勢が低いのだ。
伊「こるな狭っくるしい建物の中を進むのは得意じゃねぇんだよ、俺は!!」
すると突然バッと手が現れる。それを彼は避け、後ろへと跳躍した。
現れたのは、一体の鬼だ。
鬼「避けたな、随分活きのいい人間だ。お前の肉は抉り甲斐がありそうだ。」
伊「ハッ!的がデカいと切り裂き甲斐があるぜ!我流、獣の______」
「待って下さい。」
彼の猪の被り物を掴む。すると止めた事が気にくわなかったのか、此方を被り物越しに睨み付けた。
伊「何すんだよ!」
「あの鬼、私に倒させて下さい。そしたら出口が分かるかもしれません。」
伊「はあぁっ!?あれは俺が先に見つけたんだ!俺様が倒すのが妥当、」
「お願いします、親分さん。」
そう言うと彼はピタリと止まった。
伊「(親分さん…親分…)」
「…あの、伊之助さん?」
伊「しゃあねぇなぁ!子分の質をあげるのも親分の役目だしなぁ!!」
すると彼は日輪刀を構える。そして勢いよく鬼に向かっていった。
鬼「ホホッ、正面から向かってくるとはいい度胸だ!!」
伊之助さんは鬼の両腕を切り落とす。そして「おい、今だ!!」と叫んだ。
「(煙の呼吸_______壱ノ型、烽煙。)」
首をはねる。すると以前と同じ様に鬼は煙となり、その煙が廊下の奥へと漂っていった。
伊「何じゃありゃ!」
「此方です。」
伊「あっ、待ちやがれ、子分一号!!」
煙の後を追いかけ、走り出した。
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マグカップ - 鱗滝さん、たぶん一人称、儂,だと思います。間違ってたらすみません。 (2021年12月30日 20時) (レス) @page17 id: 9e13789d7f (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 蒼さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです…!更新遅いんですけど頑張りますね! (2020年3月8日 19時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 夢主ちゃんの性格が好みで、とっても面白いです!更新楽しみにしています! (2020年3月1日 8時) (レス) id: 4aef03d028 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 9Sに殺されたいロリコンさん» コメントありがとうございます!愈史郎君可愛いですよね(^^*)これからも応援よろしくお願いします! (2019年12月9日 22時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - グロリアスさん» キャぁーっっ!大正コソコソ噂話ダワッッ!! (2019年12月7日 23時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2019年8月6日 15時