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第二十三話 ページ27

「_________……美味しいですか?」









おにぎりを頬張り、こくこくと頷く善逸さん。雀の頭を撫で、炭治郎さんは


「善逸の気持ちもわかるが雀を困らせたらダメだ。」と言う。









善「?何でわかるんだ?」







炭「いや善逸がずっとそんな風で仕事に行きたがらないし、女の子にすぐちょっかい出す上イビキも煩くて困ってるって…




言ってるぞ。」




善「言ってんの!?嘘だろ!?」







鴉「カァァ!!駆ケ足!!駆ケ足、炭治郎、善逸、A走レ!!共ニ向カエ次ノ場所マデ!!」




善「ギャーッ!!カラスが喋ってる!!」




「善逸さん…」









***




「_________……旅館…?いや、家ですかね?」









目の前に建つ大きな家。歴史を感じさせるような建物だった。









炭「血の匂いがするな…でもこの匂いは、」




善「えっ?何か匂いする?それより何か音しないか?」




「音?…ん?」









視線を感じ、目をやる。



二人の幼い子供が震えた様子でこちらを見ていた。









善「子供だ…」




炭「どうしたんだろう。」




「大丈夫ですか?こんな所で何を?」









目線を合わせるようにしゃがむが、何か酷く怯えている様子。


すると今度は炭治郎さんが笑顔で「ここは君達の家?」と尋ねれば震えた声で、




「ちがっ…ちがうちがう。ばっ…化け物の家だ…」


首を横に振り、そう答えた。









話を聞けば夜道を歩いていた時、お兄さんが連れて行かれたと。




用はあの家の中に鬼がいるという事だ。









善「……Aさん。」



「はい?」




善「この音何なんですか?気持ち悪い音…ずっと聞こえる。」




「音…?音なんて何も…」









ポン。館から何かの音が響く。


善逸さんの言っていた音とはこの事だろうか。どんどん近づいてきている。









「(この音は…鼓?)」









ポン。またひとつ、鼓の音が鳴った。









そして窓から何かが飛んできた。

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マグカップ - 鱗滝さん、たぶん一人称、儂,だと思います。間違ってたらすみません。 (2021年12月30日 20時) (レス) @page17 id: 9e13789d7f (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 蒼さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです…!更新遅いんですけど頑張りますね! (2020年3月8日 19時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主ちゃんの性格が好みで、とっても面白いです!更新楽しみにしています! (2020年3月1日 8時) (レス) id: 4aef03d028 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 9Sに殺されたいロリコンさん» コメントありがとうございます!愈史郎君可愛いですよね(^^*)これからも応援よろしくお願いします! (2019年12月9日 22時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - グロリアスさん» キャぁーっっ!大正コソコソ噂話ダワッッ!! (2019年12月7日 23時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グロリアス | 作成日時:2019年8月6日 15時

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