20. ページ21
.
エース「あっちの席とこっちの席、軽く20m以上離れてんのに、俺らの話が聞こえてたってこと?!こっっわ!!」
エース君が小声でチラチラとリリア先輩達を盗み見て冷や汗を流した。
トレイ「ま、まぁ……そんなわけでディアソムニア寮は少し特殊な奴が多いイメージだな。
魔法全般に長けた優秀な生徒が多い。」
『そのなかで、マレウスさんは世界でも5本の指に入るほどの魔法士として有名なんだよ。』
ケイト「マレウス君は正直、ヤバヤバのヤバだよね。……つか、それを言うならウチの寮長も激ヤバなんだけど〜。」
エース「ほんっとにな!タルト1切れ食ったくらいでこんな首輪つけやがって。心の狭さが激ヤバだよ!」
……………ボクは気付いてる。
エース君達の背後にいる、腕を組んだリー君がいることを。
どうしよう、教えるべきなのかな?
『……ねぇ、エース君?』
エース「んぁ?」
『後ろ後ろ。』
エース「後ろ?………………でぇっ!?寮長っ!?」
やっとリー君がいることに気が付いたエース君は慌てて口を抑えた。もう遅いけどね。
眉間に皺を寄せたリー君はご立腹のようで無言で後輩を見下ろしていた。
リー君は食後のレモンティーに入れる角砂糖を買うためにたまたま通りかかったみたいだった。エース君に反省の色が見えていたら魔法を解くつもりで寄ったらしいけど、今の発言で暫く首輪を着けたまま過ごすよう告げた。
『リー君、そこまでしなくてもさ、エース君は新入生でまだ勝手がわからないしもう少し緩くしてあげれば?』
リドル「そういう訳にはいかない。もしこれで甘やかしたらそれがクセになってしまう。
それに、法律を守るのは当然のことだろう?」
『そうだけどさぁ〜……』
リドル「あぁそうだ。今度ハーツラビュル寮で【なんでもない日】のパーティーを開くんだけど、Aも良かったら参加するかい?
トレイの作ったタルトがいっぱいあるよ。」
『え!いいの?!行く行く絶対行く!!』
エース「なんか買収されてね!?」
やったーー!!タルトだタルトだーー!!
トレイ先輩のタルトすっごく美味しいから楽しみだなぁ〜♪
どんなタルトがあるのかな?と妄想を膨らませてウキウキしてたらリー君にクスリと笑われた。
リドル「ふっ、…じゃあまた時間は追って説明するから。」
『またねリー君!!』
デュース「完全に買収されてる……」
。
1376人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒナミ - この作品の続きを見たかったのに、パスワードがあって見れなくて泣きました😢 (4月24日 14時) (レス) @page50 id: ab2a65a3b2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん - 公開ありがとうございます!待ってました!!🫶🫶 (11月13日 16時) (レス) id: 0fb8342324 (このIDを非表示/違反報告)
柊?(プロフ) - 公開ありがとうございます…!! (10月15日 16時) (レス) id: dc2716d56c (このIDを非表示/違反報告)
藍 (あお)(プロフ) - すみません🙇♀️本作品のパスワードってなんでしょうか?教えていただけたら幸いです☺️ (6月18日 23時) (レス) id: feb7c5e100 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです!(恋愛的に)あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2023年1月7日 12時) (レス) @page9 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミヤビ | 作成日時:2020年5月28日 15時