狂愛5日目 ページ13
A「んっ…んん〜…」
気だるい体を起こして外を見る
夢じゃなかったんだ、まぁ首の重みから既に分かってはいたが夢であって欲しかったなと思う
あぁ、嫌だ嫌だと毛布にも…
A「あれ?」
確か何も賭けずに寝ていたはず…まさか…とは思うがこのガーガーわざとらしいいびきを立てて寝ているこいつがかけてくれたのか……?
そうだとしたら…意外と優しい人だ、インクが言うほど恐ろしい場所ではないじゃないか
騙されたわ(?)
じーっと寝顔を見てるとこいつは目を開いた
サンズ「んな見つめてどうした!バハハ、惚れちまったか?」
ニヤつくに「なわけないでしょ」と毛布に潜った
そういえばこいつが変なことを言うから聞きそびれるところだったな、少し顔を出す
A「これ……あんた?」
少し毛布を揺らす
サンズ「?、あぁ、まぁな、まさか部屋戻ったら何も掛けないで床で寝てたからな、なんか被れよな、ニンゲンは弱いんだろ?……それこそ抱きついてた俺のふとんでもよかんったんだけどな?w」
それを付け足す意味はあったのだろうか、、イラつきはするが小さな声で一応のありがとうは伝えた
サンズ「あ?聞こえねぇなぁ?」
A「は?」
サンズ「わ…わりぃ」
なるほど……こいつは調子に乗るとウザイ
二度寝をかまそうと思っていたのに寝れそうにないようだ
ふと外に目をやる、あそこからフラウィーが出てくれないかな……と雪の積もる地に目をやる、だが小説のように『ちょうどよくでてきた!』
的なことはなくただ雪は積もるばかり
神様はあいつに味方したのか……と肩を落とす
そういえばやけに静かだ、あいつは?
どうしたのだろうとベットに目をやる、あいつはここにいなかった、なんだ、話し相手になって欲しかったのに……
少しいじけつつ、体を起こし、再度外を見ると、あいつがいた
A「え……」
そこには目を見張るものがあった
A「い、ま……同族……の…モンスターを…殺した……?」
16人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カートゥーン - なにこれめちゃくちゃ好きです(←頑張ってください!他の作品も応援してます! (8月14日 20時) (レス) @page2 id: a77ababa18 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みや?粉雪 | 作者ホームページ:http bino1
作成日時:2022年1月26日 16時