彼女に惚れた瞬間【ワールドトリガー】【18歳組】 (ページ12)

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当真勇の場合2 ページ12

当真side

めちゃくちゃ怖いと噂の不良は、実は猫好きで可愛すぎた

あー、絶対顔赤いな俺
俺も案外単純だったんだな、これ完璧に惚れたわ

猫ににゃー、とか言ってるし

貴『当真、顔赤いけどもしかして猫アレルギーだったか？』

心配そうな顔で覗いてくる
あー、心臓に悪い

話を逸らすように気になったことを聞いてみた

当真「いや違うぜ、それはそうと宮本は猫でも飼ってるのか？」

貴『家に我が物顔で出入りする猫がいてな…写真見るか？』

当真「見る。」

スマホを出そうとしているんだと思うが猫が邪魔をしてなかなか取れないらしい

貴『こら、これは餌じゃねぇの。一旦どきやがれ…やっと取れた。んーとこいつ。』

グイッと顔を近づけてくる
…これ無自覚だよな
距離感バグりすぎだろ

貴『当真？』

当真「あー、悪ぃ悪ぃ。可愛いじゃん。」

可愛いのはお前含めてだけど

貴『他にもな…』

こうしてオレと宮本は猫について沢山話した

…

もうすっかり日が深くなった

貴『そろそろいい時間だな、悪いこんなにまで時間取ってしまって…』

当真「いいって、俺も楽しかったし。」

貴『当真さえ良ければだけどよ…』

『また来ような！』

！だからそーいうのずるいって
俺の顔は夕日に照らされて赤くなっているだろう

当真「もちろん。」

その日はそれで解散した
…
次の日

ある噂を信じ屋上に顔を出した

貴『お、当真じゃん。』

村上「宮本知り合いか？」

貴『昨日捕まえて仲良くなった。』

仲良くなったと思われてるのか
悪くないね

それよりこいつらも俺と同じってとこか？

当真「俺は当真勇。今日から俺もここで食べるからよろしくな。」

影浦「こいつ…！」

北添「あれ？トーマくんだ。よろしくね。」

ゾエも居たのか
にしてもライバル多いな

まぁ、あんな可愛い笑顔魅せられちゃ惚れるのは分かるわ

でも最後に宮本の隣にいるのは俺だけど

待っててくれよ、宮本。