【マギ】天使の笑顔と涙のワケ【ジャーファル】 (ページ18)

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episode 15 ページ18

シンドバッドside

「君のおばあさまにお会いすることは出来ないかな？」

突然すごい不躾なことを頼んでいるのはわかっているが、

このチャンス何としてもモノにしておきたい。

スカートの端を持ち上げてやるあの挨拶。

先程の兵士に対するあの態度。

…もしや？と思っていたが、

“うちのもの”と言った時点で確信した。

所々に隠されている気品のよさ。

貴族もしくは王族の子供であることは確かであり、

このカマに乗ってくれば王族のお姫さま、と言ったところだろう。

…このチャンス、みすみす逃せるか。

貴「うーん、おばあちゃんに？

別にいいですけど、最近忙しいみたいだからすぐには無理だと思いますよ？」

気取っていない、たまに抜けているが少しませている子供らしい敬語。

愛らしい笑顔。

………お姫さまかと思ったが、表情に一切変化がないところをみると違うのか、と思ったが

彼女の後ろを見れば

大きく目を見開いてる少女の姿が。

…間違いなさそうだ。

彼女はやはり王家の人間か。

なぜ、先程の兵士があのような態度を取っていたのかは定かではないが、

嫌われてるんだろ！←

なんか一部の人には嫌われそうな感じだしな！←

貴「でも、」

口に出したら殺されそうな俺の思惑とは裏腹に、

んー、と指を頬っぺたに当てながら話続けるA。

貴「さすがの私でも素性のわからない人を女王陛下に紹介したら、殺されちゃいますね！」

「「「!?!?」」」

さらっと爆弾発言をしている。( ・_・)ノΞ●～*←

やはりお姫さまだったか！(ｲｴｰｲ←

「…A」

貴「へーきへーき!!

…それに、言わなくてもバレてたよ

ねえシンドバッドさん？(ﾆｺ」

「…あ、ああ……？」

「「「え？」」」

「シ、シンドバッド様と言うとあの…」

貴「貴方は世界初の迷宮攻略者、シンドバッドさんとお見受けしましたが違いました？」

イタズラっぽい目で覗き込んでくる。

…成る程。

これは子供だと思って甘く見ていると、痛い目にあうな。