私の恋に勇気をっ！５ (ページ12)

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†勇気113† ページ12

セレディ「ファントム」

一気に狙撃銃で攻撃する。

そして近づいたところで剣に持ち帰る。

ウェポンとウェポンのぶつかる音。

ＣＣＭの音。

ダイアナが弾かれる。

アンナ「!!」

セレディ「どうしたのですか？このままじゃ黒霧蘭を守れませんよ！」

アンナ「うっ」

負けてしまう……っ！

そしてファントムが思わぬ速さで動く。

アンナ「まさかっ」

セレディ「そうです。これが、オーバーロードの力!!」

ダイアナがおされている。

このままじゃ……蘭が!!

アンナ「うっ……あぁぁああぁぁあああ!!!!!!!」

セレディ「!!」

緑色の光が私の身体を纏う。

私の口角は無意識につり上がっていた。

アンナ「いや……うっ……うああっ……

……ククク」

セレディ「サイコスキャニングモード……」

セレディがそう呟いた瞬間、私の頭は何も考えられなくなった。

アンナ「ハハハハハッ!!」

思わず速さを失ったファントムを吹き飛ばす。

アンナ「壊れてしまえ……」

セレディ「フフ……」

ファントムのコアボックス目掛け
必殺ファンクションを放つ。

「必殺ファンクション！
『ドラゴンインフェルノ』!!!」

爆発音がジオラマに響き渡る。

アンナ「はぁ……はぁっ」

セレディ「……いいですねぇ」

私の身体の力は抜けて、地面に倒れ込む。

アンナ「はぁっ……はぁ……
私の……勝ち……

だから蘭は……」

セレディ「ええ。分かりましたよ。
黒霧蘭はもう狙いません」

セレディはニッコリと笑う。

セレディ「……ですが

西園寺Aと吾嬬アンナ……貴方をいただきます」

そう言うと私の手に口づけをして、私を抱きかかえた。