第17話** ページ18
小4の頃まで、私達は大好きなお母さんと暮らしていた
平凡だけど、幸せだったんです
母は私達のために朝早くから仕事で
家事は私がいつもやっていた
「行ってくるね」
「お母さん!行ってらっしゃい!」
この会話が最後になるなんて思わなかった
そのまま母は帰ってこなかった
親戚はいるけど、遠すぎて会いにいけないし
お金がなくなり、家を追い出され途方に暮れた私達を
「うちにおいで。」
と、声をかけてくれた人がいた
その人の名前は______
白咲すみれさん。
綺麗で、優しくて、姉のいない私にとってとても頼れるお姉さんのような人だった
最初、この家に来た時は大きさでビックリしたけど、メイドの斗愛や爺をはじめ、いろんな人と仲良くなれた
お義父様も、優しくて面白くてすぐ馴染みました
でも
私が中学の頃、ある事件が原因で私はいじめられていた
帰り道は大丈夫だろう、そう思ったのがダメだったんです
トラックが来て、私は避けたけど
“誰か”によって
私は突き飛ばされ、トラックに轢かれそうになり、もう無理だと思って目を閉じた
けど
キキィーーーーッ
と言う音と共に
たまたま近くにいたすみれさんが私を庇うように、包み込む形で私の代わりに轢かれた
私とすみれさんの周りのアスファルトが赤く染まる
真っ赤になったすみれさんを揺さぶる
そして、私を押したと思われる人は
手を伸ばしたまま愕然としている
私は一瞬だけ睨み付け、またすみれさんの方を向く
周りに集まる野次馬なんて気にせず
揺さぶり続ける
起きないって分かってるけど
たった0.0001%でも
すみれさんが目を覚ましてくれるかな
「…本…ッ…当は…わた…し…ッ…」
すみれさんは何かを言いかけて目を閉ざした
もう______
笑い合うことも
励ましてもらえることも
泣いている時に慰めてもらえることも
デキナイノ?____________
「ため息ついたら、幸せが逃げてくよ」
「白咲すみれです。貴方は?」
「ふふっ、もう大丈夫よ」
すみれさんの言葉が脳内を回る
この声も
モウキケナイノ?____________
「ぁ…あぁ…いやだ…いやだ…いやだよ…イヤァァァァァァァァァァァア‼︎」
私はこの時今までにだしたことがないくらい泣いて
今までで1番叫んだ
そこから私の意識は無くなった
病院で目が覚めた私は、精神を安定させるためにアメリカに行くことをお義父様に聞いた
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**CrAzZY*BeAr**(プロフ) - Aya <(´∀`)/さん» ありがとうございます!!続編の方でも是非よろしくお願いします! (2014年4月2日 11時) (レス) id: 17dcfc2682 (このIDを非表示/違反報告)
Aya <(´∀`)/ - 続編楽しみにしてます!!頑張ってください!!\(´ω`)/ (2014年4月2日 1時) (レス) id: 173f474ccd (このIDを非表示/違反報告)
**CrAzZY*BeAr**(プロフ) - れにゃちん@高宮Loveさん» ありがとうございます!!出来る限り今日で続編いけるように頑張ります!本当にありがとうございます! (2014年3月29日 8時) (レス) id: 17dcfc2682 (このIDを非表示/違反報告)
れにゃちん@高宮Love(プロフ) - 誕生日おめでとうございます!!続編も楽しみにしています!頑張ってくださいヽ(≧▽≦)ノ (2014年3月29日 7時) (レス) id: 6fdfd595db (このIDを非表示/違反報告)
**CrAzZY*BeAr**(プロフ) - 真由子さん» こんにちはー♪ありがとーございますっ!!これからもよろしくお願いします!! (2014年3月20日 19時) (レス) id: 17dcfc2682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:**CrAzZY*BeAr** | 作成日時:2014年2月3日 23時