第14話** ページ15
「私…っ…帝光中2年の、桃井さくらです…」
嗚呼、あの子の妹ですか…
道理で髪と瞳が桃色なんですね…
「そうなんですね…遼の姉の水嶋Aです」
「存じ上げてます…!姉がどうも申し訳ありませんでした…その、遼くんから聞いて…」
…あ、れ?
優し、いです…
謝られて、ポカンと空いた心の穴になにかが埋まる気がして
暖かくなった
「さくら、いい奴だから。姉ちゃん警戒しなくてもいいよ。大我のとこ行って来る!」
「行ってらっしゃい。さくらさん、ですか?
…少し、お話ししましょう?」
私…頬が緩んでる…?自然と笑えてる…!
「は、い!」
さくらさんも笑ってくれて…よかったです…
「さくらさんは…遼のことどう思いますか?」
私が気にしていたことを口にするとさくらさんはポッと頬が一瞬にして赤くなり、口をパクパクさせている
「…あらあら、分かりやすいんですね…ふふっ…」
「そ、そんな…っ……遼くんは…好きです…」
「そうなんですね…クスッ…分かりやすいことはいいことです…遼はあまり女の子を呼び捨てにしないんです。だから、いけると思いますよ?」
「え?!ほ、本当ですか?…よかったです…あと、さくらでいいです。私の方が年下なんで…」
「じゃあ…さくらちゃんでいいかしら?」
「はい!」
「ふふっ…さくらちゃんは信用出来そうね…ちょっと見ててくれるかしら?」
「…?はい?」
さくらちゃんは不思議な顔をしている
私は
カポッと
ウィッグを取った
そしてカラコンを外した
「…えええええ?!」
「…これが本当の私なんです。」
さくらちゃんは呆気に取られている
…それはさすがに黒髪と黒目だと思っていた人がいきなり水色の髪と水色の目になったのだから仕方ないでしょう…
「変、ですか?」
小学校、水色の髪などでいじめられていたこどがあり、自然と涙目になっている
「いやいや!Aさん可愛いです!」
可愛い…
言われたのは何日ぶりですかね?
「Aさん?!なんで泣いているんですか?!」
「泣い、てる…?」
頬に手を当てると涙らしきもので濡れていた
「大丈夫ですか…?」
「違うんです…ただ…嬉しくて…」
「…よかったです…」
さくらちゃんはニコ、と微笑んだ
この子なら、遼を任せられる
この子に惚れる遼の気持ちも分かった気がします
「遼達のとこ行きましょう?」
「はいっ!」
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**CrAzZY*BeAr**(プロフ) - Aya <(´∀`)/さん» ありがとうございます!!続編の方でも是非よろしくお願いします! (2014年4月2日 11時) (レス) id: 17dcfc2682 (このIDを非表示/違反報告)
Aya <(´∀`)/ - 続編楽しみにしてます!!頑張ってください!!\(´ω`)/ (2014年4月2日 1時) (レス) id: 173f474ccd (このIDを非表示/違反報告)
**CrAzZY*BeAr**(プロフ) - れにゃちん@高宮Loveさん» ありがとうございます!!出来る限り今日で続編いけるように頑張ります!本当にありがとうございます! (2014年3月29日 8時) (レス) id: 17dcfc2682 (このIDを非表示/違反報告)
れにゃちん@高宮Love(プロフ) - 誕生日おめでとうございます!!続編も楽しみにしています!頑張ってくださいヽ(≧▽≦)ノ (2014年3月29日 7時) (レス) id: 6fdfd595db (このIDを非表示/違反報告)
**CrAzZY*BeAr**(プロフ) - 真由子さん» こんにちはー♪ありがとーございますっ!!これからもよろしくお願いします!! (2014年3月20日 19時) (レス) id: 17dcfc2682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:**CrAzZY*BeAr** | 作成日時:2014年2月3日 23時