《藤＋北》が、くっついた！？ ２ … ベトベト編

ベトベトな二人 … ４ ページ4

そんなコト思い出していたら、後ろから「おい宮田、何してんだ？」って声掛けられた

振り向くと、ソコには肩にタオル掛けたクリクリお目目の童顔最年長さん、ついでにその声に反応してガヤさんと横尾さんの視線も、コッチに釘付けになってた

げっ！マズイ！立ち聞きとか思われてるかも…そうなんだけど…うわぁ居心地悪いぃぃと焦りながら「あ、うんうん、お腹すいたなぁって…」と宮汁の流れを感じながら答えた

「ならさっさと入れよ、…あーオレも腹減ったぁ、ねぇ横尾さん、なんかオススメある？」
って、シャワー上がりの髪をタオルでゴシゴシ男拭きしながら、「はよ行け！」ってオレのお尻パーンてした

ドギマギしながら、用意されてたペットボトルのお茶を、わたたいの隣の机に二本置いた

チラッとガヤさんと目が合うけど、無表情…やっぱコレってオレに対して？それとも…

「今回結構品数あるぞ、でもイチオシはやっぱ手羽先かな、スパイス効いてるからYummy！」
「あっはは、さすが横尾さん！じゃそれ食お！」

藤宮のザワつきに忖度するコトもなく、横尾さん絶妙な返しに、キタミツが楽しそうに笑っていた

ガヤさんは、殆ど反応しない、皿の上にあるデザートのプチケーキをつついていた

ケータリングだから、皿に好きなもん乗せていくテイ！キタミツはざっと一角に並んだ料理を見てたけど、ふと目線を写した

「藤ヶ谷は何食ってんだ？」ってガヤさんの目の前の皿見ながら聞いてるキタミツ、ガヤさんが「サラダとひまつぶし…あと味噌カツ」って至ってクールに答えた…ん、アレ？聞き間違いかな？

って、思ったらキタミツがキョトンて顔してガヤさんを見た

「ソレって…《ひつまぶし》のコトか？」
「え、オレそう言わなかった？」
「おま、ひまつぶしって…ブハッ」
「太輔、お前なに動揺してんの？」

って横北がめちゃめちゃ爆笑してる、当のガヤさんは何が起こってんのかって表情でオレをガン見してきた

ガヤさんの天然素材っぷりは、時々タマを凌駕する勢いがあるんだよね！でも流石に空気読んでオレは笑わないよ！


爆笑のイミがわかったらしくて、ガヤさんの頬がちょこっと赤くなってる
こんなガヤさんは、わかりやすく可愛いなぁと思う

「おけおけ、ひつまぶしな！藤ヶ谷のオススメオレも食っとくわ」ってキタミツがトレイにソレを入れた

オレも何品か選んでキタミツの向いに座る


ガヤさんの向かいの席の横尾さんが、何やらしたり顔で、オレを見た

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