I wish to be your only one … L.O.V.E

Precious Lover … ２３ ページ24

父さんからの話を相談してみようか…と時差を確認して掛けたtell

第一声…いつも通りの声に胸が弾む
今日は休みのはずだよな

太輔の楽しそうな声音での《オレ達の可愛い家族》のフレーズの後、聞こえたのはヒカルの声

そして、ちゃんと日本語だ！ｗｗｗ

「ヒロミツ、プレゼントありがとう！ユニフォームとっても嬉しい」
「そうか？気に入ってくれたなら良かったよ、サッカーやってるのか？」
「うん、友達としてる！ねぇヒロミツ、タイスケと一緒にアメリカ来ればいいのに、ボク教えてもらいたいことたくさんあるんだよ」

ちょこっと拗ねモードが入った声に、つい微笑んでしまう、サラから時々ヒカルの写真が送られてくるけど、見る度大きくなっていくヒカルに驚きつつ、オレの想い出のヒカルはやっぱり赤ん坊の姿をしていた

「ゴメンな、仕事が落ち着いたら必ず太輔と会いに行くから、ちゃんとサッカーの腕磨いとけよ！」
「もちろん！絶対だよ！あと、星の本もありがとう、大事にするね」
「おう、またいいのが見つかったら送るから」
「うん！楽しみにしてる」

はしゃぎ声が子供らしいな…とtellの向こうのヒカルの姿を思いながら、オレは再会の日がいつになるかな…とカレンダーに目を向けた

「ひろ？何かオレに話あったんじゃない？」


いつの間にかtellは太輔に変わってて、落ち着いた声で聞いてくる

「うん、ちょっと相談あって…でもそんな急ぎじゃないから、また掛けるわ、あ！ミツルへのお土産もちゃんと渡してくれよな」

今回ミツルへのお土産、何にしようか考えつかなくてウチの事務所の女子達に聞いてみた

どんな子ですか？て聞かれたからミツルの写メ見せたら「美少女過ぎる！！」と唖然としてて、ついでにヒカルとのツーショット見せたら「チーフ、こ、この子達モデルですか？」と腰を抜かされたｗｗ

という訳でミツルへのお土産は、いい香りのするハンドクリームやら女子に人気のブランドのポーチがいいかもと教えてもらった

仕事終わりに買いに行ったけど、当たり前だが店の中女の人しかいなくてめちゃめちゃ恥ずかしかったーｗｗｗ

「今回はミツルに会うのはムリそうだから、サラからギルに渡してもらうわ」
「うん、頼む…じゃ、また連絡するな、皆によろしく伝えてくれ」
「おけ！…愛してるよ」

って、サラッと言いやがる

「おまっ！そんなトコで言うなっ！」
「コッチはアメリカだよ！フツーフツーｗｗな、ヒカル？」
「うん！」

あのなぁ…

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