MJK?… 62 ページ18
「…おお太輔、一人か?…アイツは?お前にそっくりな《親戚》!」
控え室に行くと、いつもの様に弟達の騒ぎっぷりをガン無視して、せっせと片付けに精を出していた渉が声掛けてきた
「ガヤさーん!オレらさあの人本人かと思ってここまで連れてきちゃってさぁ、あんなにそっくりな人いるんだ!」
「めっちゃ似てんだもんなぁ、みつから聞いてビックリ!」
「横尾さん、よく一発でガヤさんじゃないって見破ったよね、さすがー」
「あのなぁ、太輔とは全然雰囲気違うだろ」
てんでバラバラに利家様の感想を述べ合う、
そか、利家…どっかでオレに間違われてここまで来てたんだ…
「あれ?あの人どこいったの?みつが見学連れてったよね!…てか、みつは?ガヤ一緒じゃないの?」
タマがキョトン顔して聞いてくる
「いや、一緒じゃない…そか、北山がとし…アイツ連れ出したんだ…北山ならスタッフさんと話してんじゃねぇの?」
「ふーん、そう…そそ、ガヤから聞いてるから局内見せてやるから付いて来いって、ね!横尾さん」
「ん?ああ…、そだな」
言葉尻を濁しながら、渉がオレに目配せしてきた、その表情に《横尾さんには、話してるから… 》て言った北山の言葉を思い出した
オレもアイコンタクトで渉にサンキュと伝えると、なんか言いたそうな雰囲気でタマがオレ達を見てくる、それでも何となく触れない方がいい雰囲気を察したのか、それ以上何も聞いてこなかった…
利家…会えたかな…
二人で控え室に戻る途中、利家は立ち止まり動かなくなった…
「どした?」
「分からぬ…太輔、なぜみつ姫は私を避けるのだろうか…あの約束は、私の独りよがりだったのか…」
ギュッと手のひらを握りしめ、視線を下に落としてしまう…さっきまでの堂々とした佇まいは、みつ姫の不可解な言動にすっかり掻き消されてしまっていた
「…なら、聞いてこい、悶々とンなコトばっか考えてたって埒があかねぇだろ!さっさと探しに行けよっ!このポンコツ!」
「だが、みつ姫は私に会いたくないと…」
「そんなん本心なわけないだろっ!第一お前この転生でみつ姫と添えなかったら、持ってる記憶全部リセットされて違うヤツになるんだろ?いいのか!?…何の為に何百年も《前田利家》として生きてきたんだ?…簪、渡すんだろ?大事な宝物、その胸に抱き締めるんじゃなかったのかよっ!!」
胸ぐら掴んだ時、俯いていた利家の顔が上がった
「…行って参る!…もう二度とあの方を手離すことはしない」
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GAYASAKURA(プロフ) - こっちゃんさん» まさかソレはないと思いますが、一月楽しみです!次作カポ…間もなくUPとなります、宜しければぜひご確認下さい、《LC 》も藤北編になると思います、コチラも覗いて見て下さると嬉しいです!コメ大感謝です! (2017年12月19日 22時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - こっちゃんさん» こんばんは!コメありがとうございます!お返事遅くなりゴメンなさい!《ミューコロ 》でましたね!私も初回限定でーす!《苺あーん 》もバルーンBONもなんもかんも入ってるといいなぁw《 VR》画期的ですがイメージ湧かなくてw赤と青のレンズ通して見んの?とか… (2017年12月19日 22時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 匿名さん» 想定キャラだったのですが、中々前面出しにしにくくて…ラストで暴露ってしまいました、イメージがあっていたなら何よりホッとしました、次作カポは…またお知らせ致します!コメ大感謝です! (2017年12月19日 22時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 匿名さん» こんばんは!コメありがとうございます!お返事遅くなりましてゴメンなさい!良かったのご感想を頂きホントに嬉しいです!色々とっ散らかってしまって読みにくかったと思います、最後までお付き合い下さり、心から御礼申し上げます!《 ワッター=まつ》は (2017年12月19日 22時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - daimommさん» 同じかどうかご確認下さいませ!リアルは難しいので《ウチカポ 》に頼りますwコメ大感謝です! (2017年12月19日 12時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GAYASAKURA | 作成日時:2017年11月23日 23時