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39話 ページ43

オレ達二人を見つけたニカとケントが、ハイテンションで学食に乱入して来た。

「お前らか…まあいいや、ほら食え!」
「「あざーす!!」」

すげー勢いで、旨い旨いって食い始めて、あっという間に弁当箱は、カラッポ…―

「すげーな…オマエらハイエナか…」
「ひどっ」
「ねーねー、今日一人足りなくない?」

ケントが、オレたちの顔を交互に見ながら聞いてきた…

「あー、太輔なら保健室で寝てるわ、なんか疲れたとか言って、爆睡してんじゃね、しょーがねーヤツ」

横尾さんの言葉にニカの目がキラッとした

「やだぁ!ガヤさんたらお盛んー、毎晩ホントうらやまー」
「ねー、こないだ体操服着替える時、オレ、肩のところに《アト》見つけちゃっもんねっ!」
「マジ?ヤバくねソレ?まー学年1のモテ男だもんな〜すげーよなー」

2人のやり取りに、横尾さんは、はぁ…て長ーいため息ついてる…

「オマエら、下品すぎるぞ…も、やめとけ」

「またまたー、ワッターも好きでしょ、こういう話!オレら思春期じゃーん、なーキタミツ!!」

ニカに話を振られたオレは、さっきからの疑問点を3人に聞いてみた…

「…《アト》って…なに?」

「「「うえっっ!!!」」」

オレの質問に、三人同時にオレに視線が集中した…え、オレ、なんか…コレってKYってヤツ?…それともなんか地雷踏んだ…?

「…《アト》は、《アト》でしょ…」
「え?なんのコト?」

ニカが、なんか恐る恐るオレに聞きたそうな素振りで、見てくるんだけど…コワいんですけど…

「…あー、えっとぉ、キタミツってさ。もしやのチェリー?」

「チェリー……さくらんぼ?なに?どゆこと?」


「「う、う、ウッソぉぉぉぉ!!」」


…ニカとケントは絶叫してるし、横尾さんが、机にゴンって頭ぶつけた…えーっと…誰か教えて、何が起ってんの?


「…ったくオマエら、キタミツ相手に、ナニくだらねーコトばっか言ってんだよ!」

気付いたら、ソコに明らか寝起きの太輔が、呆れたような顔で立っていた…

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GAYASAKURA(プロフ) - はに〜さん» こんばんは!コチラにまでコメ頂きましてありがとうございます!うんうん、藤北ってきゅん神ですよね!切ない想いをリアルで伝えたコトが無いので、ただ今妄想大爆発中ですw!コメほんとに励みになります!ありがとうございます! (2015年8月17日 20時) (レス) id: 9f07080ee9 (このIDを非表示/違反報告)
はに〜(プロフ) - おみつって、どうしてこんなに健気がハマるんでしょうか、、藤,北って どうしてこんなに切ないのがハマるんでしょうか、、藤,北クオリティ、、引き続き 楽しみにしております! (2015年8月17日 15時) (レス) id: b78e817db7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:GAYASAKURA | 作成日時:2015年8月15日 21時

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