32話 ページ36
オレ…あんな嬉しそうな顔したキタミツ…見たことないんですけど!先輩が何か言う度に、ほっぺ真っ赤にして、ハニカミ仕草で…おまけに―…うわぁ!アタマ、ポンポン?撫で撫で?されてるんですけどぉ!!
「渉っ!オレ、挨拶に行ってくるわ!!」
「は、なんで?」
「だってオレ、キタミツの友達だからっ!」
「…超イミフ…」
「渉も来て!ほらっ!」
「ぐ、ぐるじ…わ、わかったからヘッドロックやめろぉぉっ!!」
拒否る渉を、ズリズリ引こずりながら、オレはさも、今気づいたようなテイで2人に近づいた…
「おーキタミツ、どうしたんだよ、お前んち、反対方向なのに」
突然現れたオレと渉に、タッキー先輩は、驚きもせず、ニコッと笑って「よっ!」と手を上げげて来た…軽く頭を下げるオレ、渉は+笑顔。。。
「太輔…横尾さん、今帰り?」
「うん、部活終わって…偶然だな」
(ウソつけよ…)と呟く渉の足に、オレは靴のカカトでケリを入れた…
「あ、滝沢先輩、コイツ…」
「知ってるよ、外部生の藤ヶ谷太輔…新入生代表挨拶の…、確かバスケ部だよな」
人懐っこそうな笑顔を浮かべてオレを見てくる…近くで見ると、めっちゃキレイなカオ…ヘタしたらその辺の女子よりキレイかも…男のオレでも一瞬見惚れるくらい整ってる―…
「太輔?」キタミツに呼ばれて、ハッと我に返る…
「あ、ハイ、そうです…―でも、なんで?」
「お前んトコのキャプテンの翼、オレの小学校からの幼馴染みなんだ、翼から、今年の一年にすぐ使えそうなヤツが入ってきてるって言ってて、名前聞いたら、オマエだったから」
「え、そうなんですか!」笑顔MAXになるオレ、単純!
「おう、がんばれよ!翼のコトもよろしく頼むな、それと横尾渉、オマエはお久し振り…でもねーか、対外試合の時の差し入れのクッキー、美味かったよ、サンキューな」
極上の微笑みって、こういうコト言うのかな…渉ですら、赤くなってるし…
この人って…ナニモノ?
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GAYASAKURA(プロフ) - はに〜さん» こんばんは!コチラにまでコメ頂きましてありがとうございます!うんうん、藤北ってきゅん神ですよね!切ない想いをリアルで伝えたコトが無いので、ただ今妄想大爆発中ですw!コメほんとに励みになります!ありがとうございます! (2015年8月17日 20時) (レス) id: 9f07080ee9 (このIDを非表示/違反報告)
はに〜(プロフ) - おみつって、どうしてこんなに健気がハマるんでしょうか、、藤,北って どうしてこんなに切ないのがハマるんでしょうか、、藤,北クオリティ、、引き続き 楽しみにしております! (2015年8月17日 15時) (レス) id: b78e817db7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GAYASAKURA | 作成日時:2015年8月15日 21時