24話 ページ27
「…今までゴメン…傷つける様なことばかりして……―けど…オレ―…もう、ミツの頃の自分に戻りたくないんだ…―」
それは、オレにはなんとなく…予想していた告白だった…
「この2年…いろんなコトあって…知ってんだろ…母さん、オレのコト置いて出て行っちゃってさ…―今、どこにいるかもわかんないんだ…、母さんがいなくなった日…オレはもうホントに一人になったんだって、思い知らされた …オレには誰も頼れる人、いなくなったんだな…って―…」
俯いて話すミツの声が…少し震えていた…
「…オレのコト…思い出してくれなかったの…?」
「思い出したよ…っていうか…ずっとずっと忘れたコトなんかなかった…太ちゃんは…いつだって、オレの―……暖かい光だったから…」
そう言って、ミツは反らしていた視線をオレに戻し、ニコッと笑った…
「…光…―?」
「うん、太ちゃんの傍にいると、あったかくて、すごく安心できた…オレに何かあったらいつもオレのコト優しく包んでくれて、ツラい時は太ちゃんを探せば、そこにはいつも明るい道が見えた…」
「…けど…、それをいつまでも求めていたら…―オレはいつまでたっても自分で道を探せなくなる…暗い中でも、自分の力で道を見つけていかないと、そこから一歩も踏み出せなくなるから…―」
「…オレは、ミツでいることをやめたんだ…」
一つ一つの言葉を考えながら紡いでいくミツ…オレを見る瞳には以前にあった戸惑いはもう見られなかった…
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GAYASAKURA(プロフ) - はに〜さん» こんばんは!コチラにまでコメ頂きましてありがとうございます!うんうん、藤北ってきゅん神ですよね!切ない想いをリアルで伝えたコトが無いので、ただ今妄想大爆発中ですw!コメほんとに励みになります!ありがとうございます! (2015年8月17日 20時) (レス) id: 9f07080ee9 (このIDを非表示/違反報告)
はに〜(プロフ) - おみつって、どうしてこんなに健気がハマるんでしょうか、、藤,北って どうしてこんなに切ないのがハマるんでしょうか、、藤,北クオリティ、、引き続き 楽しみにしております! (2015年8月17日 15時) (レス) id: b78e817db7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GAYASAKURA | 作成日時:2015年8月15日 21時