l wish to be your only one …エピ４ー２

＆ say … ８ ページ32

｢ずっと一緒にいような…｣

人差し指が離れ、顔をそっと包んでくれる太輔の大きな、温かい掌…


｢目、閉じて…｣


そして………重ねられる唇…


触れ合うだけのキスだけど、太輔の想いがカラダ中に染み込むような…



テッペン♥キス…



唇離れた後…なんだかホンットに恥ずかしくて、太輔の顔見れなくて…


俯いたままのオレの後頭部に手を添え、肩に抱き寄せてくれた…太輔の香り…いつもは落ち着く香りなのに…今はドキドキの回数を増やしていく…


チェックシャツをキュッと握ると、その手を太輔の手が包んでくれた…



｢…なんか宏光、今日違うくない？｣


クスクス笑いながら、肩口にあるオレの頭をヨシヨシしてくる




｢…オマエが…ンなことばっかしてくるから…｣

｢ンなことって？｣


…声聞く限りでは、マジ無自覚らしい…もしくはすべて了解済みの確信犯…




｢…だから…スゲェ…ドキドキするコトばっかしてくるから…なんて返したらいいのか…わかんねぇんだよっ！バカ太輔っ！｣

｢え、ソコ、キレるトコ？｣

｢アホ太輔ッ！これ以上好きにさせんなっ！バカっ！｣



なんかアタマ熱くなってきて、狭い空間にいるのもあって、わけわかんなるオレ…



違う…ただ一つだけわかってんのは…



｢うわっ！｣

勢い余って、首に腕巻き付け、強引にオレから太輔にキスした



アタマに来るほど、好きで好きで…その想いが溢れてくコト…




思いのまま息止まる程…キスしてやった…





ﾁﾕ…て唇が離れると、苦笑いした大輔が





｢…やっぱオレ、宏光には完全白旗だわ…｣


って、チョンて鼻ちゅーしてきた…

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