winter lover ＊５４(追加) ページ6
「3人は、その買収を巡って対峙してるんでしょ」
「…誰から聞いたんだ？」
ディヴィットの目の光がキツく、強くなる…動揺してるのか…？
「サラだよ…それも違うの？」
「そんなコトをキミに言ったのか？」
「…言ったよ、ディヴィットがその買収で不正取引を企ててるから、絶対に信じるなって…ホントにそんなコト…考えてるの？」
「…知りたいのか？」
「別にどうでもいい…オレが知りたいのは、アナタが信じていい人なのか…一流の詐欺師なのか…ソレだけ…」
広角を上げたディヴィットの顔が…オレに近づいてくる…唇が触れる寸前で動きは止まった…
「…私を満足させてくれたら、全てを教えてあげるよ…ヒロミツ…」
妖しげな…囁きが耳許に降ってくる…
「…満足って…？」
「その可愛い顔と、このキレイなカラダで私の全てを虜にしてくれたら…教えてあげる…」
「…オレを抱きたいの？」
「キミが欲しい…」
「…いいよ…オレのコトも満足させてくれんならね…」
そう言ってオレは自分から、薄いディヴィットの唇を塞いだ…初めて触れる太輔以外の唇…受け入れたことのない感触に、瞬間カラダが強張る…そのまま絡められる舌の感覚に、涙が浮かぶ…
「なぜ泣く？」
答えられるわけない…目を逸らし、オレは頭を振った…いきなりグイッとアゴを掴まれ、ムリヤリ上を向かされる
「タイスケを想って泣いてるのか？」
嘲笑うかのような口振りで、オレを煽ってくるディヴィット…ゾッとするような笑みが口許に浮かんでいる…
「…違…っ」
再び重なるその冷たい唇…その感触と息が止まるような激しさに、オレは無意識に顔を背け抵抗した…強く抱きしめられたカラダは言うことを聞かない…
「…もっと抵抗しろよ、その目…誰かを一途に想ってるその目、この上なく美しくセクシーだ…ソイツを想いながら、カラダだけは私を求めてくる瞬間がたまらない……壊したくなる…」
狂気じみた目の光…
片腕だけでオレを拘束し、ディヴィットは置いてあった水差しの水を自分の口に含んだ…
そのまま、オレをソファに押し倒しポケットからカプセルを取り出し、ムリヤリオレの口に押し込み、口移しで水を流し込んだ…口を塞がれ、吐き出すことを制され、意思とは無関係に固いものが喉を通っていく…
オレから離れ、満足そうな表情のディヴィットに、背筋がゾッとした…
「…テメェ…何飲ませた…っ」
「…ﾌﾌ……キミが望んだんだろ…満足させてほしい……ってね…」
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GAYASAKURA(プロフ) - リサさん» こんばんは！コメありがとうございます！ウチの藤北ちゃん気に入って下さって嬉しいです！褒めコメに恐縮しまくりです！レンフレも読んでくださったんですね、嬉しいです！どっちも無駄エピ多くて長いのですが、宜しければまた覗いて見てください！コメ感謝です！ (2016年1月15日 20時) (
レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - こんにちは。レンフレからこちらの作品を知って読んでましたが、めちゃくちゃ面白かったし、感動的でした。他に何も手につかない程、没頭して読みきりました！いい作品に出会えて幸せです。これからも頑張ってください。レンフレも面白い！天才です！ (2016年1月15日 12時) (レス) id: 4a4c61d879 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - みっくんと藤北大好きさん» 初めまして！コメ返帰せてなかったですね、ごめんなさーい焦焦！お気に召す裏wwになるといいのですが、何かと経験不足なので…wwエピ３、レンフレの目処が立ったらUPしまーす！または宜しければ覗いてくださーい！コメ返遅くなってホントにごめんなさいっ！お許しを！ (2016年1月5日 20時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
みっくんと藤北大好き - 初めまして!コメント読みました！裏入れて全然OKです。むしろ入れていただいてとても感謝しています！エピ3楽しみにしています！ (2016年1月2日 0時) (レス) id: 4a927e070f (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - みっくんと藤北大好きさん» おはようございます！初めまして！コメありがとうございます！キュンして下さってたらホントに嬉しいです！今回ちと裏暴走の回になって反省点も多いのですが、気に入って下さって嬉しいです！エピ３もその内UPの予定なので、宜しければ覗いてみてくださーい！コメ感謝！ (2015年12月30日 8時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2015年12月13日 9時
