winter lover ＊６２ ページ14
同じ薬を飲まされたサラには、今の宏光の状態は、まるで《あの日》の自分を見てるような感覚になっているんだろう…そして宏光にもサラの思いがわかってるみたいだった…
「…サラ…思い出させて……ゴメン…」
「…ヒロミツが謝ることじゃないわ…」
宏光の手が、自分の頬を包み込むように添えられたサラの手を、そっと握った…
だけど、痛みがあるのかすぐに手を離し、ベッドにもたれて苦しげな呼吸をし始めた…
「…っ、…ﾊｧ……く…ッッ……ん…っ」
「…痛いのか、宏光…どうしてやったらいいんだ…」
宏光のカラダから立ち薫ぼる甘い香りは、少しづつ濃くなってきてるように思えた…そして香りの変化に伴うように、宏光の体内から行為を誘うような色香が剥き出しになってくる…
「…たい…っ、…アツ…い……」
切なく見つめてくる瞳に、ゾクッとするような艶が見える…それは目を離せないほどの…
「…このクスリはね、ただ相手を屈服させ凌辱するためだけに作られてる…クスリが抜けるまで、交わることをやめられない…心では相手に死ぬほどの嫌悪感を抱いても、カラダは…意思とは無関係に求めてしまうの……タイスケ…ヒロミツを抱いてあげて…このままだと、彼はずっとツラいままの時間を過ごすしかない…」
「…だけど…触れたら痛いんだろ…っ、そんなコトしたら…」
サラは、宏光の正面に座ると、視点の定まらない宏光の目を見つめ、ゆっくりと言い聞かせるように話し始めた…
「…ヒロミツ、ちゃんと聞いてね…タイスケに抱いてもらいなさい…カラダからクスリを抜けさせるのは、その方法しかないの…だけどね、抱いてもらってる間は、ずっと痛くてツラい時間だと思う…もうやめてほしいと思うかもしれない…でも、ガマンできるわよね…あなたに触れてるのは、世界で一番アナタのことを愛してる人だから……ごめんなさいヒロミツ…っ、私さえ、あの時…っ」
後悔にくれ、泣いているサラに、宏光が苦しそうな息づかいの中、話し始めた
「…違うよ…サラ、コレは…オレが全部…自分でしたことなんだ…オレ、サラみたいに…頭よくないし…ｸｯ…何一つ、太輔の役に…立てない…ｯ…いつでも太輔の…力になれるサラに…ﾊｧ…オレ、嫉妬してたんだ……もしかしたら、太輔…いつかオレじゃなくて…っ…サラを必要とするんじゃないかって…怖かった…ｯ…オレが、太輔の役に立てるコトって…こんなコトしか…思いつかなかった…なのに…バカみたいだよな…」
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GAYASAKURA(プロフ) - リサさん» こんばんは！コメありがとうございます！ウチの藤北ちゃん気に入って下さって嬉しいです！褒めコメに恐縮しまくりです！レンフレも読んでくださったんですね、嬉しいです！どっちも無駄エピ多くて長いのですが、宜しければまた覗いて見てください！コメ感謝です！ (2016年1月15日 20時) (
レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - こんにちは。レンフレからこちらの作品を知って読んでましたが、めちゃくちゃ面白かったし、感動的でした。他に何も手につかない程、没頭して読みきりました！いい作品に出会えて幸せです。これからも頑張ってください。レンフレも面白い！天才です！ (2016年1月15日 12時) (レス) id: 4a4c61d879 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - みっくんと藤北大好きさん» 初めまして！コメ返帰せてなかったですね、ごめんなさーい焦焦！お気に召す裏wwになるといいのですが、何かと経験不足なので…wwエピ３、レンフレの目処が立ったらUPしまーす！または宜しければ覗いてくださーい！コメ返遅くなってホントにごめんなさいっ！お許しを！ (2016年1月5日 20時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
みっくんと藤北大好き - 初めまして!コメント読みました！裏入れて全然OKです。むしろ入れていただいてとても感謝しています！エピ3楽しみにしています！ (2016年1月2日 0時) (レス) id: 4a927e070f (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - みっくんと藤北大好きさん» おはようございます！初めまして！コメありがとうございます！キュンして下さってたらホントに嬉しいです！今回ちと裏暴走の回になって反省点も多いのですが、気に入って下さって嬉しいです！エピ３もその内UPの予定なので、宜しければ覗いてみてくださーい！コメ感謝！ (2015年12月30日 8時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2015年12月13日 9時
