愛し君へ10…出逢い6 ページ11
「どうして?何でボクだけ置いてきぼりなの?そんなに長い間どうしてボク一人でいないといけないの!?じゃお父さん一人で行けばいいじゃないか!!お母さんはここにいてよ!!ヤだよ!!一人ぼっちはもうイヤだ!!イヤだ!! 」
泣きじゃくるボクを母はギュッと抱きしめてくれた…
「ゴメンね、ヒロくん、ごめんなさい、ごめんなさい…」
母も泣いていた…ボクを抱きしめて、背中や頭を撫でながら、何度も、ごめんなさいを繰り返す。。。
「ヒロ、この仕事、会社の仕事じゃないんだ、日本という国を代表して行かなきゃいけない、失敗は許されないんだ…それにはお母さんの力も必要なんだ」
父の言葉は、何も響いて来なかった…あるのは取り残される不安だけ。。。
「ヤダ!!ヤダ!!ヤだよ!!一人はイヤだ!!」
「ヒロくん、ヒロくんが寂しくないように、お父さんとお母さんの代わりにずっとヒロくんのこと守ってくれる人お願いしてるの、一人ぼっちじゃないから…」
「代わりなんかイヤだ!!お母さんがいい!!」
むしゃぶりつくように母の胸にしがみついてボクは泣きじゃくった…誰もいらない…誰もボクのことなんかわかりっこない。。。
「宏光…あなた、私やっぱり…」
何かを言いかけた母の言葉をドアを叩く音が遮った
「失礼します…社長、お迎えの車が到着しました。。。
聞きなれない声がして、ドアが開き男の人が入って来た…すがりついていた母の肩越しにその人の顔を見て、ボクはびっくりした…
「お兄ちゃん……?」
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GAYASAKURA(プロフ) - りんりんさん» はじめまして!コメありがとうございます!そうなんです…も、この和亮藤北は名前だけ借りたほぼオリキャラになっちゃいました、ご不快に思われたらゴメンなさい!でも、目を通してくださってありがとうございます!良かったら又覗いてやってくださいねー! (2015年9月23日 13時) (レス) id: 9f07080ee9 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 和真は、太輔ですよ? (2015年9月23日 12時) (レス) id: 16cb4729e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GAYASAKURA | 作成日時:2015年7月19日 16時