愛し君へ９…出逢い５ ページ10
「ヒロくん…あのね、お父さんとお母さん、今日ヒロくんに大切なお話があるの」
ためらいがちに告げる母の瞳が不安そうに揺れている。。。
３日ぶりに病院に来てくれたお父さんとお母さん…
お父さんが来てくれるのは、月に１、２回あればいいほうだった…
「私が言うよ」
母ではなく父から告げられる内容なんて、余りいい事でないことは、ボクにだってわかる…告げられることに不安しかない…
「お父さん、どうしたの？何か嫌なコト？ボクの病気のコト？」
また、ボクの心臓悪くなったのかな…怖いよ。。。
「いや、そうじゃないよ、宏光が治療を嫌がらずに頑張ってくれてるから、悪くはなってない…―…実はね、お父さんとお母さん、お仕事でしばらく日本を離れることになったんだ 」
とりあえず病気のことではないことで、ちょっとホットした。。。
「そうなの…どのくらい？二週間くらい？」
「…一年か二年くらいかな…」
「え？…」
「ごめんなさい、ヒロくん…」
母の目から涙が溢れていた…
(どういうこと？…)
「どうして…？ボクは？、じゃボクも行く、連れて行って！！病気悪くなってないんでしょ！？じゃボクも一緒に行く！！
父は唇噛んで、ボクを悲しそうに見ていたが、何かを決めているかのように口を開いた
「連れていけないんだ、ヒロは…、お父さんとお母さんが帰ってくるまでヒロはここで治療していかないと」
そんなこと、もちろん予想できた答えだけど、また放って置かれる自分に、ボクの中で何かが爆発した。
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GAYASAKURA(プロフ) - りんりんさん» はじめまして！コメありがとうございます！そうなんです…も、この和亮藤北は名前だけ借りたほぼオリキャラになっちゃいました、ご不快に思われたらゴメンなさい！でも、目を通してくださってありがとうございます！良かったら又覗いてやってくださいねー！ (2015年9月23日 13時) (
レス) id: 9f07080ee9 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 和真は、太輔ですよ? (2015年9月23日 12時) (レス) id: 16cb4729e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2015年7月19日 16時
