序章 ページ1
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その日は一日中、太陽がじりじりと照りつけていた。まさに、常夏。
アスファルトの地面全体に広がった熱が、その上を歩く私たちさえも飲み込んでいくような勢いで熱を発している。
「ねね、あそこのカフェで涼まない?」
「いいね。行こっか。」
通りすがりのカップルの会話が、私の横を抜けていく。
こんなにも暑い日にも関わらず、辺りは非常に混んでいた。誰もが暑そうに顔を歪めて、建物内を求めて歩道を進んでいる。
『(アイス買っていこうかな…)』
あまりの暑さに、私は近くのスーパーへ足を進めた。途中の赤信号にさえ暑さでイライラし、スマホの電源ボタンを意味もなく連打した、
ふと、信号の対角線上にある公園に目を移す。
黒い影が、二つ。
『…は?』
もしこの行動がなければ、私たちはずっと平和だったのかもしれない。
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ハクト(プロフ) - Naoさん» 私も書きながら思いました…特に冷たい笑顔で言われると特に鋭く突き刺さりそうです笑応援ありがとうございます!続編でもよろしくお願いします! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 2aaa8e08bf (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - センラさんに悪女って言われると、直接言われてないけどグサッと来ますね。笑続編待ってます!頑張ってください! (2020年7月1日 21時) (レス) id: b92cb2f456 (このIDを非表示/違反報告)
ハクト(プロフ) - Naoさん» 応援ありがとうございます!とても心強いです(*^^*)毎日更新していく予定なので、今後も楽しみにして頂けると嬉しいです! (2020年6月30日 20時) (レス) id: 2aaa8e08bf (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - こういうドロドロしてるやつ好きなんですよ…更新される度にハラハラドキドキして面白いです!更新待ってます!頑張ってください! (2020年6月29日 21時) (レス) id: b92cb2f456 (このIDを非表示/違反報告)
ハクト(プロフ) - 翡翠琥珀さん» コメントありがとうございます!読者の皆様に楽しんで頂けるよう、今後も精進してまいりますので、最後までお付き合い頂けると幸いです(*^^*) (2020年6月29日 20時) (レス) id: 2aaa8e08bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハクト | 作成日時:2020年6月19日 17時