・ツ ア ー ページ20
「お、おっきいステージです…。」
「おい、迷子になるぞ。」
「あ、待ってください〜!」
今日は仕事の前に、カルナイから重大なお話があるということで…
連れてこられたのは大きなドーム。
ここでライブでもやるのかな?
「あ、Aちゃん!ランラン!」
「嶺二さん。おはようございます。」
「A、なんか久しぶり。」
「えっ!?」
ぎゅう、と美風さんに抱きつかれる。
「は!?藍何やって…」
「? なんで?ダメ?」
可愛く小首を傾げる美風さん。
「ダメ…では無いですけど…。」
そう言うと、もう一度抱きつこうとする美風さん…ところが、黒崎さんが前に出てきて、美風さんは黒崎さんに抱きついた。
「…ランマル固い。」
「うっせぇ。」
「そうですか?私は黒崎さん、うさぎちゃんみたいに抱き心地いいと…むぐっ」
そこまで言うと口を塞がれる。
赤くなった黒崎さんの顔とそれを不思議そうに見つめる美風さん。
「…まるでAがランマルに抱きついたみたいな感想だね?」
「藍は黙ってろ。」
「…ふーん。」
黒崎さんの反応を楽しむかのように顔を覗く美風さん。
そう、久しぶりなのです。
昨日は一日中黒崎さんと一十木くんとレコーディング室に閉じこもっていたので、寮の部屋には戻っていない…
そして、携帯も全く見ないという、同じ建物内にいながら音信不通状態になっていました。
「本当にごめんなさい…。」
「いや、別にAちゃんが無事ならいいんだけどね!
君のことだから変な人についてっちゃったんじゃないかって、お父さん不安だったよ。」
「お父さん…?」
「心配して損をしたな。
どうせまた同じことを繰り返すだろう。」
「カミュさんも心配してくれたんですか?」
「うん、珍しくね。」と、横から美風さん。
「ミューちゃんが一番心配してた。」と嶺二さん。
「…。」
目を泳がすカミュさんを見て、本当に心配してくれてたことを嬉しく思いつつも、少しだけ反省…。
「そうだ!Aちゃん、この後お仕事なんだよね?
だったら早く始めようか。」
「??」
「あぁ、そーだな。」
何が始まるの?
全く見当もつかない…
「ここに連れてきたから分かるかもしれないけど…。」
「僕たち、ドームツアーをする事にしたんだ。」
「どーむ…つあー…」
「今まで同じ場所で少ない公演でやって来たが、今回は多くの場所でやるつもりだ。」
「今までに無いくらい熱いライブにしてやるよ。」
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ぴかんち(プロフ) - aiaiさん» わ〜!!ありがとうございます!! ユーザー名違うんですけど、翔ちゃんのアイコンなので、よろしくおねがいします!!! (2018年5月11日 22時) (レス) id: 1c983642ca (このIDを非表示/違反報告)
aiai(プロフ) - ぴかんちさん» ほんとですか!!私の載せとくので良ければフォローください!@aiai_Seiyuで見つかると思うんで…そうですね!頑張ります! (2018年5月6日 22時) (レス) id: cf55e6d6ff (このIDを非表示/違反報告)
ぴかんち(プロフ) - aiaiさん» 社会人だと平日に余裕でイベント参戦出来るのでほんっと強みです笑 ライブは土日多いので戦争ですけど… Twitter!やってます!! (2018年5月6日 19時) (レス) id: 1c983642ca (このIDを非表示/違反報告)
aiai(プロフ) - ぴかんちさん» そうですね〜!わかります(;_;)ぴかんちさんTwitterとかやられてるんですか??私も来年社会人デビューです!ぜひイベントで会いたいです! (2018年5月2日 21時) (レス) id: cf55e6d6ff (このIDを非表示/違反報告)
ぴかんち(プロフ) - aiaiさん» 社会人、正直しんどいです!笑 行く時間も帰る時間も学生と全く違うので… わー!イベント基本ぼっち参戦なので、会えたら嬉しいです…(T ^ T) ただ当たったら当たったで物販かほんとに心配ですよね、ペンライト無しの参戦だったら悲しすぎる… (2018年5月1日 20時) (レス) id: 1c983642ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴかんち | 作成日時:2017年11月30日 1時