55.イプシロン襲来 ページ5
その時、
「･･･ッ！」
「「？」」
Aが急に辺りを警戒し始めた。
春奈と木暮はその様子に首をかしげる。
「A先輩？」
「･･･来たね」
「「えっ？」」
すると辺りに黒い霧が立ちこめ、空が暗雲に包まれた。
これが何の予兆を意味するのか、Aと春奈はよく知っている。
「黒い霧･･･もしかして！」
「お察しの通りだよ。まったく、タイミングがいいのか悪いのか･･･。とにかく行くよ！」
「はい！ホラ、木暮君も！」
「えぇー！？」
木暮の首根っこを子猫よろしくひっ掴み、春奈は駆け出したAについていった。
グラウンドには、既にエイリア学園･･･イプシロンと漫遊寺イレブンが対峙していた。
円堂達も外で見守っている。
漫遊寺の影田はイプシロンのキャプテン、デザームと交渉しているようだ。
と、その時、
「ならば仕方ない」
デザームの合図と共に、隣に控えていた少年、ゼルがボールを校舎めがけて打ったのだ。
大きな被害は免れたものの、校舎の一角が崩れて生徒達は悲鳴を上げた。
影田達は落ち着きのあった瞳を怒りに染め、デザーム達を睨んだ。
「やむを得ません･･･。その勝負、お受けしましょう！」
試合をすることになった漫遊寺イレブンとイプシロン。
影田は手の平に拳を当てて呟いた。
「お許しください･･･。一時の激情に負けた心弱き私達を･･･」
そしてホイッスルが鳴った。
6分後ｰｰｰｰ。
「アイツら･･･本当に6分で決めやがった･･･！」
「これがファーストランクの力･･･」
結果は試合が終わる前に、漫遊寺の惨敗。
イプシロンは試合中のデザームの宣言通り、6分で試合を終わらせてしまったのだ。
「･･･やれ」
デザームが再び合図をしたその時、
「待て！」
円堂の声が遮った。
「試合はまだ終わっちゃいない！俺達が相手だ！」
「お前達が？ﾌｯ、いいだろう」
ところが雷門は人数が足りない。
先日木暮のイタズラで衝突事故を起こした際に、目金と栗松が壁山の下敷きになって捻挫したのだ。
さてどうするか、と考え始めた時、
「だったら漫遊寺から助っ人出すか」
「「「「助っ人？」」」」
Aの気伸びした声がした。
「だけどA、漫遊寺にはもう･･･」
戦えそうなのはいない、と言いかけた塔子を制し、Aは無言である人物を指差した。
Aの指が指し示す方向を一斉に見る。
その視線の先にいたのは･･･、
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーキャラクター
土門 飛鳥
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 324人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
女アスパラ - すごく面白いです‼‼‼‼つずきまってます (10月22日 20時) (
レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
麗乃(プロフ) - 面白くて続きが気になります。更新待ってます‼ (2022年4月10日 13時) (レス) id: f8afe95a72 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - とても面白かったです！更新待ってます！ (2020年11月22日 16時) (レス) id: eec8bbc77e (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 妖怪ウォッチの作品共々更新再開お願いします｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2020年7月19日 0時) (レス) id: a3e64590b0 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 此方の作品も更新お願いします。 (2020年5月3日 3時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AZUSA | 作成日時：2017年12月4日 23時
