66.モヒカンの少年 ページ16
愛媛に着いた一行は、コンビニで休憩をとっていた。
Aはコンビニで買ったメロンパンを頬張りながら、窓の外を眺めていた。
と、そこにおにぎりを買ってきたらしい鬼道が隣に座ってきた。
「A」
「鬼道か。なんかいいモン買ってきた?」
「......ただの塩にぎりだ」
そう言って包み紙を開ける鬼道の顔はいつもより冴えない。
もしかしなくても影山の事だろう。
Aは盛大に溜息を吐いた。
「......なんだ」
「アンタねぇ......。アイツのことでピリピリしてんのは分かるけど、もうちょっと肩の力を抜きなよ。これからなにが起こるか分かんないんだから、しょっぱなからそんな調子じゃこっちも参っちゃうってば」
鬼道はその言葉を聞いて少しだけ落ち着いたようだった。
「すまん......」
「そっ。無駄に考え過ぎるといざって時にその賢い頭、使えなくなっちゃうからね」
Aは鬼道に向けて穏やかな笑みを浮かべた。
Aの笑顔に頬をうっすら赤く染め、鬼道は苦笑した。
「(どんなに賢くても、俺はお前の言葉には勝てそうにないな)」
そんなことを考えていた時だった。
何やらキャラバンの外が騒がしい。
「この声、円堂か?」
「何かあったのかな?」
二人はキャラバンから降りてコンビニの裏に向かった。
現場に着くと、そこには二人と同じように騒ぎを聞きつけた皆と、頭にタトューを施したモヒカン頭の少年がいた。
円堂はその少年を睨みつけている。
まったく状況が飲み込めないAは近くにいた一之瀬に尋ねた。
「アンタら、何があったの?」
「いや、分からない。なんかアイツが円堂に突っかかってきたらしいんだけど......」
Aが再び少年の方へ顔を向けると、少年もAの方を見ていた。
するとAを見た少年の口端が釣り上がる。
「へぇ。アンタが神楽坂Aか」
「そうだけど。なんで私のこと知ってるの?」
「サッカーやってる奴で知らないって方がおかしいぜ。フットボールフロンティアで活躍したフィールドの妖精で有名だからなぁ、アンタ」
ニヤニヤとした笑いをそのままにして、少年はA
に近づいた。
Aは後ずさるでもなく、ただ怪訝そうな目で少年を見る。
「ふーん......"アイツら"がよく話すからどんな女かと思ったが、結構いい顔してんじゃねえか」
「......?」
少年の言葉の意味が分からずAは首をかしげたが、少年からAを遠ざけるように、突然瞳子が間に入った。
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女アスパラ - すごく面白いです‼‼‼‼つずきまってます (10月22日 20時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
麗乃(プロフ) - 面白くて続きが気になります。更新待ってます‼ (2022年4月10日 13時) (レス) id: f8afe95a72 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - とても面白かったです!更新待ってます! (2020年11月22日 16時) (レス) id: eec8bbc77e (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 妖怪ウォッチの作品共々更新再開お願いします。゚(゚´Д`゚)゚。 (2020年7月19日 0時) (レス) id: a3e64590b0 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 此方の作品も更新お願いします。 (2020年5月3日 3時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AZUSA | 作成日時:2017年12月4日 23時