＊14話＊ ページ14
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その人の手が私の腕に触れる前に
グイッと別の腕によって身体が後ろに引き寄せられたから
私がその人に触られることはなかった。
クラっとバランスを崩したのもつかの間
肩をキャッチされてバランスを取り戻す。
え？なに？
何が起こったのかわからないまま顔を上げると
途端に心臓が飛び跳ねる。
翔「探した」
A「翔さん」
少し息が切れてる翔さんは
そう言って肩を掴んでた手を離して
ポンポンと私の頭に優しく乗せた。
それと一緒にニコッて微笑まれて
不覚にもキュンとしてしまう私。
翔「すみません。この子に何か？」
男「あーいや、特に何も」
翔「そうですか。よかった」
男「じゃあ…俺らはこれで」
スタスタ去っていく2人の背中を見送ってから
翔さんがふぅ…とひとつため息。
スッ…と離れてしまった手に
少し寂しさを覚えた。
触れられてたところが少しだけ熱い。
翔「ったくもー」
A「あ、の…なんでここに」
翔「なんでじゃねーよ。ひとりで歩くなんて危ないでしょ」
A「す、すみません…」
翔「ホント。女の子は気をつけて下さいね」
本当にごめんなさい…って謝ると
ふって笑って、よろしいって冗談っぽくいう翔さん。
さっき相葉さんと水を掛け合ってて濡れてる髪
まだ微妙に乾いてなくて、それが妙にかっこよくて困る。
翔「遠くからAちゃんが歩いてくの見えて。ニノに聞いたらカキ氷買いに行ったっつーじゃん。急いで追っかけて正解だった」
A「すみません、ありがとうございます…」
翔「ついでにニノの事、松潤に任せといたから」
A「えっ」
びっくりして目を見開いて
翔さんを見ると
翔「体調悪いの、気づいて心配してくれてたんでしょ？」
ぱっちり二重の目が細くなって
眉毛が片方だけクイってあがる。
違う？って私に問いかけるような表情。
何も言えず、コクンッて頷くと
頭に、またポンポンと翔さんの手の感触。
翔「ニノに悪いことしちゃったね。あとで皆で謝ろ」
A「…はい」
翔「よーっし。カキ氷のついでに焼きそばとか買ってくか。ちょうど皆お腹空いてると思うし」
A「そうですね」
んんって背伸びして歩き出した翔さんの背中を見て
男の人の背中はおっきいなあって思った。
そんなの、今気づいたわけじゃないんだけど
やけに大きく感じたのはなんでだろう。
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爽歌。(プロフ) - みーなさん» コメントありがとうございます！遅れてしまい申し訳ありません！恐らく気のせいではないかと(￣∇￣)ﾌﾌﾌｯ…♪ 気がついて下さって嬉しいです(^^) (2019年7月16日 14時) (
レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
みーな(プロフ) - 途中で「じゃなくて」が入ってるのは気の所為でしょうか？笑 (2019年7月13日 12時) (レス) id: d1c7014bf6 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - たまきさん» たまきさんも読者の皆様も優しくて優しい世界で私わ幸せだなって思います(Ｔ＿Ｔ)ｱﾘｶﾞﾀﾔ〜 2章も立ち上げてみたので、よろしければ遊びに来てくださいっ♪ (2018年10月23日 14時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 急に自分の名前が出てきたんでびっくりした笑私なら大丈夫よ〜(^^)もうこんなことやられたら好きが止まらなくなっちゃうね！ヒロインちゃん健気だから幸せになって欲しいです( ^ω^ )いつまでも待ってるから爽歌ちゃんのペースでね( ^ω^ ) (2018年10月17日 21時) (レス) id: b049bce828 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - ゆり:)さん» ゆりさん、コメントありがとうございます(*ﾟ∀ﾟ*)！そうですねぇ、色々思わせぶりな男子たちですね(笑) 2章も立ち上げてみたので、是非いらして下さい(*´-`) (2018年10月17日 21時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2018年8月16日 21時
