【銀魂】鬼と鬼神【土方十四郎】

二十九 ページ31

山崎side





山崎「Aー？」



俺は、Aを探して屯所を走り回っていた







＿＿＿＿＿＿＿＿



近藤「山崎、今度Aちゃんの歓迎会開くぞ」


山崎「え！本当ですか！？やっったぁ！！！」


近藤「Aちゃんの隣には、お前かトシに座ってもらう。その方がAちゃん的にもいいだろうしな。……それと、お前"ら"的にも」


山崎「？それってまさか、俺と副ちょ


近藤「どっちが座るかはお前らで決めろ。じゃ、そゆことで」


＿＿＿＿＿＿＿＿








……というわけで、俺は副長と対決するべく、
Aを探している




どこにいるんだろ？






近藤「トシの部屋�」





…………なんか、今、「トシの部屋�」とか言うゴリラの声が聞こえた気が……






まあいいや







それにしても、副長の部屋か………





山崎「とりあえずは行くしかないよなぁ−…」







初めて………そう、初めてAを見た時





電撃に撃たれて、身体中が痺れた






あぁ……綺麗だ…



そう思ったんだ




勿論、この世のものではないような姿は恐ろしかった



……………でも…







これは恋だ、初恋だ



いつか読んだ本に、初恋は実らないと書いてあった



そんなこと、誰が決めたんだ？



叶う叶わないは俺の努力次第だろ？




俺が見ているこれは、俺が作る物語なんだ



俺が作る物語なんだから、主人公は俺だ









山崎「副長、山崎です」


土方「……………」


山崎「？副長……？」



可笑しい、副長から返事がない



山崎「……………入りますよ？」



静かに障子を開けた







あぁ……………やっぱり"そう"なんじゃないですか




副長はAを抱き締めて寝ていた



まるで、大切な宝物を守るように




……RPGのドラゴンみたいだなぁ




いるでしょ？



大切な宝物を誰かに取られないよう抱えたまま眠り、誰かが取ろうとしたら、怒り狂って飛び起きる、宝物が大好きなドラゴン



この人も、きっとそうだ



いつもは、眠るドラゴンのように何もしないししてこない




しかし、誰かが"宝物"を取ろうとしたら、ドラゴンよろしく怒り狂って飛び起きる……







でも、貴方がドラゴンなら俺は貴方を倒せる



RPGでドラゴンを倒すのは主人公の勇者





そして………







これが俺の作る物語である限り、この物語の主人公……つまり勇者ポジは俺だ





勇者は決して負けない





だから…俺は貴方に負けませんよ









副長

三十→←二十八

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

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