【銀魂】鬼と鬼神【土方十四郎】

三十 ページ32

山崎sidd




それにしても、起きないなぁ、この二人





まぁ、Aの寝顔をずっと拝められるのは俺としては嬉しいんだけど






………………副長がAに抱きついてさえいなければ






本当、そろそろ離れてもらえませんか？





早く離れてもらえないと………






山崎「副長をコ□してしまいそうだ」





ああ、心臓が痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいたいいたいいたいいたいいたいいたいイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ





握り潰されているようで、血が噴き出しそうだ




今すぐAに触れたい




今すぐAを抱き締めたい




今すぐAの隣を俺だけのものにしたい






副長は、もう散々Aと触れあったでしょ





今度は俺の番です





A「……………ｯんっ………」



山崎「ｯーーーーー/////////！？！？！！？」





そんな俺の想いに答えるかのように、Aの唇から、甘く、扇情的で官能的な、一言で言えばクソ程エrい声が漏れた





山崎「ｯ〜〜〜〜////////流石に、駄目ｯ、でしょ。その声ｯ…はｧ」




自分でも分かる程、息遣いが荒くなり、顔が上気している





吐く息が熱を持ち、情欲がますたびに、どれだけ制御しても、ゆっくりと、あの甘い声を漏らした唇に引き寄せられていく






山崎「ｯはｧ、ｯふっ………Aｯ、ｯはｧ」







あと数十センチ







山崎「ｯはｧ、ｯはｧ、ｯンｯは」







あと数センチ







山崎「ｯはｧはｧはｧ、ｯはｧｯはｧはｧｯ」









あと、数ミリ







山崎「ｯAｯはｧ、ご、めｯ、ｯはｧ俺ｯ…！」









土方「……………おい、何してやがる」





山崎「…………………え？」



頭上から聞こえた、いつもより何倍も低い声





その声は、さながら宝物を奪われ怒り狂うドラゴンの咆哮のようだ





その威圧感に、火照った体も吐く息も冷めきってしまった





山崎「……………副……長…」



土方「……よお。好きな女の寝顔で、何情欲してやがんだ。寝顔だけでヤッてるとこ想像してんのか？想像力が逞しいなァ？」



山崎「いや、これは違っ」




ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイィィィ！！



顔が！主に顔が怖い！！！！！




口元は気持ち悪い程弧をえがいてるのに、目がガチだ！！



こんなマジ○チスマイル見たことねぇよ！




土方「さあ………………何をしてたのか、教えてくれねぇか？」





その目と声色から逃れられず、俺はガチ震えをしながら話し始めた

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