二十四 ページ26
土方side
土方「____って訳だ。アイツをここに置きたい。いいか?近藤さん」
近藤「俺はいいが………問題は総悟だ」
近藤さんは、少し苦い顔をした
総悟のやつ、どうもAのことが気に入らねぇみてぇだからな
土方「あぁ」
近藤「総悟は、トシがミツバ殿を指しおいて、Aちゃんにご執心なのが許せねぇんだろうよ」
土方「あぁ…………って俺!?」
近藤「当たり前だろう!」
近藤さんが何を今更といった顔で言ってきた
つか、俺がAにご執心てなんだよ!!
確かに、初めて会ったときに不思議な感情が湧いたり、さっきの取り調べでもAから笑顔を奪ったやつらに怒りを覚えたりしたが………
土方「そんなんじゃねぇよ……」
近藤「…………はぁ…トシ、お前本当に不器用だな」
土方「……………」ムスッ
近藤「そんなんじゃ、山崎にでも取られちまうぞ?」
土方「取られるってなんだよ!…………別にいいだろ、山崎も好きな女と結ばれて嬉しいんじゃねぇか」
近藤「トシ……お前マジで言ってんのか?」
土方「嘘ついてどうすんだよ」
俺がAを好き?
それこそマジ?って話だ
アイツは鬼神だぞ?
近藤「………約束、したんじゃないのか?」
土方「は?」
近藤「紙芝屋のおやじと」
その言葉にハッと顔をあげた
俺、顔下げてたんだな
近藤「やっと面あげたな。想像以上にしけた面してやがる」
近藤さんがいつものように豪快に笑った
近藤さんの言う約束は、俺がガキの頃にノリでしちまった「鬼神の少女を愛してやる」ってやつだ
そういや、Aも守る気はあるかとか聞いてきたな
土方「だが、Aが言ってたじゃねぇか。数百年前のあの滅ぼされた日に、その鬼神の少女も死んだだろうって」
近藤「……全滅ってわけでもねぇだろう」
土方「は?」
近藤「……………珍しいな、トシが察っさないなんて。いや…察したくないのか」ボソッ
土方「何か言ったか?」
近藤「…いいや、何もない。Aをここに置きたいんだったな。いいだろう。ちゃんと守れよ?」
土方「!……おう」
かくして、Aは俺たちと暮らすことになった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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黒鴉(プロフ) - 遅れてしまい申し訳ありません。有難うございます、どうか首をキリンより長くして待っていてください。どうにかそれに見会う作品になるよう頑張ります! (2020年7月7日 19時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
就村 隆成(プロフ) - 続き楽しみにしてますね〜 (2020年6月10日 23時) (レス) id: 67a11675bd (このIDを非表示/違反報告)
kansei(プロフ) - みづきさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません……。素晴らしいなんてそんな…駄作ではございますが、これからも宜しくお願い致します! (2019年10月4日 17時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
kansei(プロフ) - 亜蘭さん» 遅くなってしまい申し訳ありません……。ですよね、真選組全員カッコいいですよね!これからも応援宜しくお願い致します (2019年10月4日 17時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - なんなんですかこの素晴らしい作品は…。続き気になります!頑張ってください! (2019年9月30日 18時) (レス) id: 05a7ae8b8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒鴉 | 作成日時:2019年6月10日 12時