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０７ ページ7
「ッ...な、にこれ」
手が微かに震えた。
心臓がバクバクと鳴る。
これほど読まなきゃよかったと後悔した漫画は、今までなかっただろう。
その漫画は美術部が和気あいあいとオタク活動を楽しむというごく普通の内容だった。
ハイテンションな部員、無口で男口調の部員。そして、無気力で天然っぽい性格の部員。
はじめは美術部でオタク談義を楽しんでいた。
しかし、部員のうちの一人が"目覚めて"しまったのだ。
この部員たちのイタさというものに。
アイロンも使わない、無造作な神はぼさぼさで見るに堪えないコト。
無理に両性類ぶって低い声出して男勝りな口調で話すのは聞くに堪えないコト。
毛玉の付いた何年も使ってるよれよれの服を着てるなんてみっともないコト。
自分を何かのキャラかと勘違いして無気力ぶる、なんてお遊戯ごっこはうざったらしいコト。
突如見る目が変わる。
すべて今までの楽しさ綺麗さがイタさに変わった瞬間。
その生々しさがえげつなく丁寧に描写されていた。
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rinoku(プロフ) - 拝読させていただきました。変わるならきちんと続ける、徹底的にやることが大切で、そのためには楽しさや達成感を見つけていくことも必要ですよね。気遣いを広く持って、コミュニケーションを取る(言葉だけでなく)のも大事だと改めて思いました。面白かったです。 (8月8日 6時) (
レス) id: eb77e535a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：管理人H | 作成日時：2023年8月7日 1時
