完璧なんです。【うらさか】

３９話 ページ43

貴女side





浦「お前…やっぱりそう言う理由で…！」

坂田「人を作品として見るとか…ありえへんやろ」


うらさかが必死にりつかちゃんに抗議している

けれどその言葉も聞こえないくらい私はりつかちゃんの言っている事に考えを巡らせた




作品…

もしかして他の皆も私をそういう目で見てたの…？

分からない。誰を信じればいい？

なぜ私は完璧を演じていた？


そんな答えのない疑問を思い浮かべているとりつかちゃんは私に近寄った



立「皆が作り上げたこの作品を私の手で壊す！！…今までにない面白いモノが出来るに違いないよね！」


浦「お前！何やって…！」

坂田「俺先生呼んでくる！」





立「ばいばい。Aちゃん」









うらたんが止めに入るも遅く、りつかちゃんは私を屋上から突き落とした









ああ…こんな時でも私は









完璧な微笑を絶やさないのか









私は赤石A




みんなが作り上げた完璧な作品




そう、壊れる時だって









──── 私は美しく完璧に死ななければならない









うらたん、言えなかったけど


私も君の事────

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