ありがとう、また明日【うらたぬき】

また明日 42 ページ46

ｓａｋａｔａ ｓｉｄｅ


「ま、まぁ、いい感じやない…?う、うらさん」


「…ん」


あああ…うらさん怖いぃぃ…まーしぃのバカあああ!!!!うらさん怖いってえええ…。ほんまにダメやって。それに、隣が96…。嫌やないけど、せめてうらさんの隣が…あ、どちらにしろ隣やったわ。

そういう96はめっちゃ文句言っとるけどな


「くっ…Aのっ…隣…っ!!!!」


ってな。Aの隣、まーしぃとセンラやし…。嫌やぁ…怖いような怖くないような…。


「さてと…寝ますか…?」


「え!?早くない!?」
「まだ22時ですよ…?」


「もう、22時では…?」


どんだけ健全な子なん??22時っていい子の小学生とかが寝る時間やで…?

それにしてもA寝るの早いな…。見習うかな


「…布団敷いて眠くなるまで、話しません?」


「センラ君の案に賛成!!」


へー夜更かしか!!絶対楽しいよな!!この勢いやったらオールできるな。布団は…どこかな?Aに聞くか


「Aー布団ってどこにあるん??」


「あ、今案内しますね!」


案内か。そう言えば二階まだ行っとらんな。めっちゃ行きたいんやけど!!絶対楽しそう絶対広いって!!

Aの部屋ってどんなんなんやろ…めっちゃ気になる…


「確か、このクローゼットの中に…あ、…あった!!」


うわぁ、二階の廊下もツルツルやった。それに綺麗やな。一人で住んでるのが不思議なくらいやわ…。俺も住みたいくらいやもん。ほんまええなー。マンションから引っ越そうかしら。いやそれはいろんな意味でやめておこう。


「ここから運びますか、ね…」


Aから布団一式を渡され、慎重にに階段を降りていった。まぁ、さすがにこの歳で階段から落ちるやつはおらへんやろ。…と、思ったのに


「にゃぎゃあああ」


落ちてきた猫が一人。運良く持っていた布団がクッションになったようだった。


「…え、96…大丈夫なん…?」


「あだっ…んー、多分大丈夫!!ありがと〜」


怪我は無さそうだったので良かった。ドジと言うべきか運が悪かったと言うべきか…。

*

「終わったー!!喋ろ!!話そ!!寝よ!!」


「あっ、ちょっと待ってくださーい」


と言ってAがどこかに行った。じゃあ、何をするかな…。と、思ったらうらさんが


「志麻君。…変なことしたらぶち○す」


問題発言…。てか、ガチトーンでほんま怖い…。


「…ごめん、ライト!!よいしょっと、」


みんなの中心辺りに丸い形のランタンのようなライトが置かれ、Aが布団の中に入った

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←また明日 41

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す