【王賁】可惜身命.10 ページ4
それは、深夜か早朝か…
とりあえず叩き起こされた。
A「えっ？！…産まれる？！」
寝起き突然の報告に、目を白黒とさせる。
そこから、手伝おうにも村人から反対され、アタフタとするAの横で、王賁はいつも通り鍛錬に励むのだった。
オギャーという声が響き渡ると、
兵士や村人関係なく、皆歓喜の声を上げた。
村を襲った不幸が嘘のように、もう一つの幸福を持ってきてくれた。
A「秋…よく頑張ったね…」
秋 「ひめさま……っ！
私、この子には姫様の名前をつけます。
姫様のように、自分の意思で強く、
生きてほしいからっ…」
産後で疲れているのというのに、
秋はとても嬉しそうだった。
秋 「どうぞ…抱いてあげて下さい」
そう言われて渡された、産まれたばかりの女の子。
とっても軽くて、まだ小さい命。
A「見て！…こんなに手が小さい」
Aもその子を愛しがり、腕に抱く姿はまさに
自分の子を抱いているかのようだった…。
A「王賁くんも、抱いてみて？」
王賁 「俺は…いいっ……と言ってるだろ！」
無理やり腕に抱かれた小さな塊。
初めて見た。
手が自分の小指よりも小さい。
守ってやらないと、なくなりそうだ。
A「可愛いねっ！」
そう言って微笑む彼女が、
いつか俺と家族になって…
俺の子供を産んでくれたらいいのに…と
思わずにいられなかった。
〜おまけ〜
王賁 「やはり、お前は戦いに出ず
俺の子供を産んでくれ」
A「やだよ。…まだ私にはやる事があるから…」
王賁 「…ガーン(嫌って言われたッッッ！！)」
A「でも、いつか子どもは産みたいなぁ〜」
王賁 「…放心状態(グスッ)」
A「産んだ子どもは、
王賁くんの子かもねっ？」
王賁 「…………ッ///」
意味に気付いてから、真っ赤になる
A「…ふふ」小悪魔のめざめ
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可惜身命：身体や命を大切にすること
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ナタデココ(プロフ) - キングダム夢小説でこんなにいい小説に出会えるとは思いませんでした🥺♡お気に入り作者にも登録しようかと思ってます😌❤︎本当に宜しかったら、王騎様救済ルート、作って貰えませんか？ (10月4日 22時) (
レス) @page22 id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - ちさとさん» リクエストありがとございます！外伝の方で書いてみますね。いつかパパシリーズも書きたいと思ってます！ (2020年9月2日 20時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと - 本編と関係なく政や信と結ばれるお話ぜひお願いします！！ (2020年9月2日 19時) (レス) id: 382e67ae5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年9月1日 16時
